びわ湖疏水船に乗る

 11日のことですが、約70年ぶりに復活したびわ湖疏水船に乗ってきました。

 

 久しく乗っていない路線に乗るため、近鉄名古屋7:11発の急行で津へ。車両は混んでいて、座ることができるようになったのは、江戸橋。三重大の学生が降りる。名古屋から通うと長距離だが、通学定期が驚くほど安いからだろう。週1回乗れば元が取れるぐらいだから、下宿させようとはしないのはある意味当然だ。江戸橋と次の津で大量に降りてガラガラ。津で紀勢線に乗り換え。8:26発の亀山行きに乗る。ロングシートのキハ25の4両編成だ。通学の高校生で混んでいたが、次の一身田で高校生は降りる。大半はすぐに降りたが、一身田では交換待ちで7分停まるので、友達とおしゃべりをしてしばらく待ってから降りるのもいる。出口が混むのでそれを避けるためだろう。

 亀山からはJR西日本のエリアになる。当然乗り換え。加茂方面からのディーゼルカーがキハ120の2両編成でやって来たが、ここで1両を切り離す。加茂側の1両は車庫に引き上げる。残りの1両に乗るのだが、スーツ姿の人もそこそこいて、絶望的なほどのローカル線ではない。柘植で乗り換えたのは草津線。次の草津行きは10:00発と30分ほど先だが、ホームで待つ。来たのは113系の4両編成。中は転換クロスシートにリニューアルされていていいのだが、外は緑一色に塗られていて興ざめ。

 貴生川で信楽高原鐵道に乗り換え。車両は目の前に停まっている。2両編成で前がNHKの朝のドラマの「スカーレット」のラッピング、後ろは土山サービスエリアのラッピングだ。前はロングシート、後ろは転換クロスシートなので、後ろに乗る。2017年製の新しい車両だ。貴生川10:24発の列車は坂を上り続ける。駅は全くなく、ひたすら坂を上り続ける。坂を上ったところで駅がポンポンと現れ、終点の信楽に到着。すぐ折り返しの列車に乗っても良かったが、せっかく信楽まで来たので、1本落として、信楽の町をぶらりと歩く。駅の売店でお土産を買って、次の11:54発貴生川行きに乗る。行きに乗ったのと同じ、「スカーレット」と土山サービスエリアの組み合わせだったので、転換クロスシートの土山サービスエリアのほうに乗った。貴生川のホーム上には「ICOCA」の改札機があったのでここにタッチして、12:21発の草津行きに乗る。柘植から貴生川まで乗ったときと同じ、緑に塗られた113系の4両編成、転換クロスシート。貴生川までと同じように橋上駅舎の駅が続き、駅ごとに客が増えていく。草津からは新快速で石山へ。

 石山寺へは石山から京阪バスが1時間に8本出ているが、歩くことにする。瀬田の唐橋も見て、50分ほどかけて石山寺に着いた。石山寺では参拝するとともに、奥のほうで「石山寺と紫式部展」をやっていたのでそれも見ることにした。紫式部はここ石山寺で月を見て、「源氏物語」のアイデアが浮かんだと言われている。石山寺を出て、京阪に乗る(石山寺14:39発)。石山坂本線だ。石山坂本線は小ぶりな2両編成の列車が10分間隔で出ていて、駅はこまめにある。ごく一部を除いて専用軌道だが、路面電車感覚で利用することができる。ところどころ、無人駅がある。無人駅でもICカードリーダーがあるが、ワンマン運転で、全ての扉が開くので、運転士がチェックしているとは思えない。事実上の「信用乗車方式」なのか?

 三井寺で降り、2、3分ほど歩くと、橋の上で立っているのが何人かいる。ここが本日のメインイベント、びわ湖疏水船の乗り場なのだ。びわ湖疏水は、明治になって首都が移転し寂れた京都の街を復興させるためつくられた運河。発電や物資の輸送に活躍しましたが、戦後すぐに舟運は使われなくなった。これが復活したのは2018年、それからは春と秋の週末を中心に、観光用としての舟が走る。舟は15:50に出るのだが、乗船30分前に来なければならないので、早く来ているのだ。乗船45分前の15:05に扉が開き、建物の中に入る。何の建物かと思っていたら、京都市上下水道局の建物だった。乗船時間の30分前になって、ビデオでの説明が始まる。その後12人乗りの舟に乗り込むが、座席はすでに決まっていて、舟が傾かないよう指示通りに乗り込む。舟は大津を出た。すぐに長いトンネル(出るのに20分かかった)に入るが、男性ガイドの話が面白く、真っ暗なトンネルの中でも飽きることはない。外に出ても疏水から見る景色はいつもと違って新鮮だ。時間通り16:50に終点の蹴上に着いたが、蹴上に着いてもガイドの説明があり、下船場を出たのは17:00のことであった。京都市営地下鉄の東西線(京阪からの乗り入れ車両で、後ろ向きのクロスシートに座った)と烏丸線を乗り継いで京都に行く。

 暗くなった京都からの最終ランナーは高速バス。大阪バスグループの「京都名古屋特急ニュースター号」に乗る。京都駅17:50発の便だ。相席にならない程度の、ほどほどの埋まり具合。旅行の最後に乗る高速バスは遅れることが多く、今回もそうならないか心配したが、今回はスムーズに走り、予定より15分早く終点の愛知県庁前に着いた。

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「ビートル」の混乗便、便数&国内線客の客席数増加

 博多と釜山を結ぶジェットフォイルの「ビートル」ですが、一部の便は191ある客席のうち26席を博多-比田勝間の国内線用としています。混乗便です。

 ところで日韓関係の悪化により、韓国人利用客が減少しています。そこで「ビートル」を運航するJR九州高速船は8月中旬から比田勝を経由する便を増やすとともに、1日2往復していた比田勝-釜山間の便を1日1往復に減らしました。加えて、混乗便の本数を増やすとともに、国内線用の座席を大幅に増やすことにしました。10月7日から12月30日までの措置で、週3往復の混乗便をほぼ毎日1往復に増やし(多客期などは除きます)、席数も3倍の78席に増やします。

 もっとも、「ビートル」の国内線部分の利用は芳しくなく(比田勝に寄るのは週3往復ということになっていますが、多客期には比田勝に立ち寄りません)、国内線の席数を増やしてどうなるのかは分かりません。
(参考:長崎新聞ホームページ https://this.kiji.is/552874568756659297?c=174761113988793844、https://this.kiji.is/526656939856069729?c=174761113988793844)

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札幌市交通局、南北線さっぽろ駅のホーム増設

 札幌市営地下鉄南北線のさっぽろ駅は、島式ホーム1面で南北両方の乗客に対応しています。しかし、外国人観光客の増加などで混雑が問題となっているので、ホームを増設することにしました。ホームの増設は1971年の市営地下鉄開業以来、初めてのことです。

 新しいホームは駅の東側にできます。ホームの東側の壁を壊してつくられます。新しいホームは真駒内方面の利用者専用となり、現行のホームは麻生方面の利用者専用となります(真駒内方面の利用者は利用できないようになります)。線路は現行の2線のままで変わりません。

 新しいホームは2022年度に着工し、2027年度から利用可能になります。2030年度末の北海道新幹線札幌延伸による利用者増にも対応できます。事業費は約110億円です。
(参考:北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/354055)

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「丹後くろまつ号」、小浜線に乗り入れ

 京都丹後鉄道の食事のできる観光列車、「丹後くろまつ号」。その「丹後くろまつ号」が10月25、26日、初めて若狭に行きます。JR西日本、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道の運行会社)、福井県、敦賀市、小浜市、美浜町、高浜町、おおい町、若狭町、一般社団法人若狭湾観光連盟、WILLER株式会社は共同で、京都丹後鉄道の「丹後くろまつ号」をJR西日本のディーゼル機関車(DE10)による牽引で、初めて小浜線に乗り入れさせます。北陸新幹線敦賀開業に向けて福井県嶺南地域の機運醸成や広域観光推進の一環として、10月に小浜市で開催される「御食国・和食の祭典in若狭路2019」(10月26~27日に開催します)に合わせて運行されます。

 運行日は先ほども書いたとおり、10月25、26日。西舞鶴と敦賀の間を往復します。ダイヤ(予定)は西舞鶴9:21発小浜10:22着、小浜10:58発敦賀11:56着、敦賀13:30発小浜14:57着、小浜15:45発西舞鶴16:53着です。なお、10月25日の敦賀発小浜行きは報道関係者のみの乗車となります。定員は各コース30人ずつです。

 イベントは敦賀駅や小浜駅などでゆるキャラのお出迎え、特産品プレゼントなど、沿線市町によるものを行います。敦賀市や小浜市での町歩きを楽しむことのできる周遊パスポートの発行を行います。レンタサイクルや観光施設の割引などが受けられます。「丹後くろまつ号」らしく、食事の提供もあります。若狭地域の食材を使用した食材で、魚を使ったランチやスイーツが提供されます(メニューはコースによって決まっています)。料金は1800~4800円です。

 この「丹後くろまつ号」は団体臨時列車で、ウィラーの特設予約サイトや予約センターで予約した人のみ乗車することができます。「みどりの窓口」では買うことができません。8月23日から予約を受け付けましたが、数日で満席になったようです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/08/page_14737.html、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASM8Z3J2NM8ZPGJB00D.html)

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上信電鉄、秋にWi-Fi導入

 新幹線などで段階的に整備が進みつつある、公衆無線LANサービス、Wi-Fi。高崎と下仁田を結ぶ上信電鉄も、この秋に1編成に対して、Wi-Fi機器を試験的に設置します。2両編成の列車に、Wi-Fi機器を2台整備します。普通列車に導入されるのは、群馬県内では初めてのことです。

 なぜ上信電鉄がWi-Fiを整備するのかと言えば、通勤通学客への利便性向上のほか、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや「群馬デスティネーションキャンペーン」への対応のため。観光客が利用したくなるようにするのです。Wi-Fiの設置費用は56万円。沿線の5市町村でつくる上信電鉄沿線市町村連絡協議会が負担します。これまで予算はイベントの開催に使うことが多かったのですが、これからは利便性の向上にお金を使うとのことです。上信電鉄はここ10年間(2009~2018年度)、年間輸送人員が210~230万人で推移しています。2018年度は前年度より0.8%増え、222万人でした。今後はQRコードの決済など、キャッシュレス決済の導入も検討するとのことです。

 Wi-Fiが設置された車両は、通勤通学客や観光客の利用が多そうな時間帯を中心に走ります。試行の結果により、ほかの車両にもWi-Fiを導入します。なお、起点の高崎から終点の下仁田まで、圏外の区間はないとのことです。
(参考:上毛新聞ホームページ https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/147969)

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インターネットで特急券を買うと、伊勢志摩エリア、吉野エリアともに200円

 会員登録して購入すれば特急券に交換することのできる「近鉄特急netポイント」が10%貯まり、名阪間では特急料金そのものの割引もある、近鉄のチケットレスサービス。11月からはほかの路線にも拡大します。

 新しく拡大されるのは、伊勢市-賢島間と橿原神宮前-吉野間。11月1日から12月27日までの期間中に、チケットレスサービスで特急券を買って、かつ乗車すれば、通常大人520円、子供260円の特急料金がそれぞれ200円、100円となります(「デラックスシート」などを利用するときは別途特別車両料金が必要となります)。「伊勢志摩チケレス割200」、「吉野チケレス割200」キャンペーンです。しかも、会員登録をして購入すれば、「近鉄特急netポイント」が割引後の金額の10%分つきます。

 なお、10月31日でこれまで発売していた回数特急券、「伊勢志摩ビスタ4」、「吉野路ビスタ4」の発売を終了します(11月以降も有効期間内であれば特急券への引き換え及び乗車が可能です)。12月27日のキャンペーン終了後も何らかのかたちの割引を継続して行う必要があるでしょう。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/iseyosinotikeresu.pdf)

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大館の「鶏めし弁当」、パリ進出

 「鶏めし弁当」と言えば、大館の駅弁として有名です。7月のことですが、その駅弁をつくっている花善はパリに常設店を出しました(パリの現地法人が経営しています)。花善が海外に店を出すのはこれが初めてです(他社の販売に加わったことはありましたが)。

 常設店の名前は、花善が創業した年と看板商品から、「1899ToriMeshi」と名付けられました。パリ北駅の西約1キロの、24平方メートルの店舗です。中心部のオフィス街に位置しています。従業員は日本から派遣されてきた女性1人と、現地の日本人女性2人の合計3人です。

 「1899ToriMeshi」の主な商品は、11.8ユーロ(1435円)の「パリ鶏めし弁当」と5.8ユーロ(705円)の「鶏めしおにぎり」の2種類。いずれもあきたこまちを使っています。味付けは日本と同じですが、弁当のおかずは一部を彩りの良いものに変えています。おにぎりは鶏めしと五目御飯の2種類です。味噌汁や日本茶も販売し、日替わり弁当も始める予定です。食材は現地で調達し、店舗内で調理しています。店で食べることもできるようです。
(参考:秋田魁新報ホームページ https://www.sakigake.jp/news/article/20190705AK0030/、花善ホームページ www.hanazen.co.jp/note/index.shtml)

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朝からトロッコ

 小湊鐵道の「里山トロッコ」ですが、12日から増発されます(ただし、初日となるはずの12日は、台風の影響で中止となりました)。

 今回新しく加わったのは、五井7:16発の便。11月16日までの土曜日に走ります。「秋風アサトロ号」と言い、上総牛久に行きます(上総牛久8:08着で、途中での乗り降りはできません)。目的地までの乗車券に加えて、1500円が必要です(子供も同額です)。上総牛久から「房総里山トロッコ91号」に乗る人も、それぞれ2種類の整理券が必要となります。乗車予定日の2日前まで予約を受け付けますが、当日も五井の小湊鐵道改札口で6:45から受け付けます。

 この「秋風アサトロ号」、朝食が付きます。朝食は日によって違い、「ブーランジェリー・ル・ポール」のパンなどが出る日と、石井食品が提供する日があります。秋風に吹かれながら、朝食を食べるのです。
(参考:小湊鐵道ホームページ https://www.kominato.co.jp/satoyamatorocco/event/asatoro/index.html)

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名古屋市の「敬老パス」、JRや私鉄にも拡大

 65歳以上の名古屋市民なら年間最大5000円というわずかな負担で名古屋市交通局の地下鉄やバス、あおなみ線が乗り放題になる、「敬老パス」

 ただし、「敬老パス」は名古屋市交通局の路線がないところでは意味がありません。そこで「敬老パス」の適用範囲を拡大することになり、2022年2月から名古屋市内のJR東海、名鉄、近鉄でも乗ることができるようになる予定となります(乗車駅と降車駅がともに名古屋市内であることが必要です。なお、名鉄はこれまででもごく一部で利用できました)。JR東海、名鉄、近鉄の乗車に関しては、「敬老パス」にチャージされた分からいったん支払い、名古屋市が2か月ごとにまとめて返還することになります。

 ただ、対象路線を増やすと、その分名古屋市の負担は増えます。対象路線の拡大によって「敬老パス」の利用者は約1.1万人増え(現在は33万人です)、8.9億円が必要になります。名古屋市は負担の上限額を145億円(消費税を10%としています)としたいので、これまで制限がなかった利用回数に制限を設けます。

 新たに設ける制限は年間700~800回にするようです。ちなみに、2018年2月までの1年間で、1人当たりの平均は約210回です。結構多く、定期券みたいに毎日使わないと制限には達しません。制限を設けても結構緩いです。そして、年間利用回数が2000回を超える人は498人いて、一番多い人は4350回です。1日当たりにすると12回です。さすがに名古屋市議会から不正使用が疑う声が出ています。
(参考:朝日新聞10月12日朝刊 中部14版、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019101090003536.html)

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食べたいものはスマホで注文

 JR東日本とJA全農にいがたは、8日から12月26日までの間、上越新幹線(1日1往復、新潟12:35発の「とき320号」と東京15:16発の「とき327号」)の「グランクラス」とグリーン車で、車内販売の商品をスマートフォンで注文することができるサービスの試行を行っています。

 どうやって注文するのでしょうか? 座席に備え付けられたシートにQRコード(座席ごとにQRコードが異なりますので、自分で座席番号を入力する必要はありません)が載っているので、それをスマートフォンで読み取ります。画面にメニューが表示されるので、そのメニューの中から商品を選ぶと、専属スタッフがその商品が運びます。代金は現金、クレジットカード、交通系ICカードで支払うことができます。

 メニューには新潟県産の食材が使われています。1か月ごとに商品は変わります。この試行が好評なら、ほかの新幹線にも導入したり、通常の車内販売でもできるようになったりするようです。
(参考:東京新聞ホームページ https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201910/CK2019100702000246.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50241690W9A920C1L21000/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/90196)

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«JR東海、リニア名古屋部分開業時には「ひかり」、「こだま」の増加を確約できず