「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」利用者限定の1日乗車券

 3月23日に運行を開始した、西鉄の食事付き観光列車、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」。5月までの実績ですが、平均利用率はランチが約85%、ディナーが約75%と高い数字となっています。しかも、相席ができないので、3人で利用した場合、1人分が空席となってしまいます。その分を含めての平均利用率なので、実質的にはもっと高いです。

 さて、その「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」ですが、意外なことに切符に西鉄の1日乗車券が入っていません。ところが、7月19日運行分から、オプションとして「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」利用者限定の1日乗車券を発売することにしました(7月12日から購入可能です)。「ランチの旅」、「ディナーの旅」の乗車日に限り、天神大牟田線、太宰府線、甘木線全線が乗り放題です。代金は大人550円、子供280円と結構お得です。

 また、事前予約が必要な「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」ですが、6月21日から「ブランチの旅」に限り、当日券を発売することとなりました。西鉄福岡(天神)北口チケットカウンターで乗車当日の8:00から9:15の間、先着順で発売します。「ブランチの旅」は空席が多いのでしょうか?
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.co.jp/release/2019/19_025.pdf)

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「エクスプレス予約」なら遅れている列車も予約できる

 駅に行かなくてもパソコンやスマートフォンから東海道、山陽新幹線の切符を予約することのできる、「エクスプレス予約」。しかし、これまで列車の遅れには対応できず、遅れている列車に乗りたくても、「エクスプレス予約」ではできませんでした。しかし6月22日から、「EXアプリ」を利用している人に限り(事前に「EXアプリ」を最新バージョンにしておく必要があります)、それらに対応できるようになりました。

 まず、「EXアプリ」で当日の列車を予約した人に対して、プッシュ通知サービスで列車の遅延情報等を知らせます。これによりタイムリーに運行情報を確認することができ、速やかに予約を変更することができます。そして、これも「EXアプリ」を利用している「エクスプレス予約」の会員のみですが(「スマートEX」の会員は対象外)、列車が大幅に遅れたとき、乗車駅の所定発車時刻を過ぎても発車していない列車の予約ができるという試行を行います。「みどりの窓口」に行かなくても済むのです。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039582.pdf)

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方南町直通は7月5日から

 東京メトロは7月5日に丸ノ内線のダイヤ改正を行います。

 今回の改正は、方南町のホーム6両化の完成に伴うもの。これまで新宿で折り返していた列車が一部を除いて方南町まで直通するのです。中野坂上-方南町間は3両編成と6両編成の2種類が走ります。これに伴い増発も行われ、平日の方南町行きは現行の3両編成177本から3両編成143本と6両編成66本の合計209本に、平日の中野坂上方面は現行の3両編成173本から3両編成141本と6両編成68本の合計209本に、休日の方南町行きは現行の3両編成160本から3両編成136本と6両編成45本の合計181本に、休日の中野坂上方面は現行の3両編成157本から3両編成133本と6両編成43本の合計176本になります。なお、朝ラッシュ時(7~8時台)の中野富士見町始発は18本ありますが、そのうち12本が方南町始発となります。

 また、始終発や朝ラッシュ時など一部の列車を除いて新宿発着の列車を方南町発着にします。平日の場合、方南町行きになるのが43本、荻窪行きになるのが3本、方南町始発になるのが43本、荻窪始発になるのが3本です。休日の場合、方南町行きになるのが35本、方南町始発になるのが33本です。また、日中時間帯において、中野坂上-方南町間で1時間当たり1本増発し、1時間当たり9本の運転となります。うち3本が6両編成による新宿方面への直通です。
(参考:東京メトロホームページ https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20190606_3.pdf)

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北広島駅、ホームを4両分延長へ

 日本ハムは本拠地を現在の札幌ドームから北広島市の北海道ボールパーク(仮称)に移す予定です。この北海道ボールパークは収容人数35000人ですが、そのうち39%の13500人が鉄道を利用するとみられています。試合開始前はバラバラと集まってくるでしょうが、試合終了後はこれらの人が一気に北広島駅に集中します(新駅が開業したら、北広島駅と新駅で分担して輸送します。北広島駅を利用するのは5000人、新駅を利用するのは8000人と想定されています。新駅は普通と観客輸送用の臨時しか停まらないようです)。どうやって運ぶのでしょうか? 12日、JR北海道は北広島駅の改修計画について発表しました。

 北広島駅では快速が普通を追い越します。このとき、2列車分の乗客が集中します。先に快速に乗る人だけホームに入れたとすると(普通に乗る人はエルフィンパーク(コンコース)で待機させます)、普通の発車が遅くなります。そこで、下りホーム(札幌方面)について、ホームを千歳方向に4両分、延長します。快速はその延長された部分に停まり、普通と停車位置をずらすことによって、2列車分の乗客をホームに案内することができます。このほか、自動改札機の場所を移動するとともに増設し、改札口とホームをつなぐエスカレータ(上下ホームに各2基)については混雑時には2基とも同じ方向に運転させます。北海道ボールパーク開業直前の2023年2月使用開始予定で、改修にかかる費用約9億円は全額JR北海道が負担します。

 今後、北広島駅と北海道ボールパークとの間のバスの運行、観客の滞留スペースの確保、上下線とも札幌側にあるエレベータからの改札口の設置などに取り組みます。新駅については工事費や工期の算定作業や地質調査などを行い、2019年中に建設の可否を判断します。もっとも、苗穂駅の移転に7年かかったことから、新駅をつくるとしても2023年の北海道ボールパークの開業には間に合わないようです。
(参考:JR北海道ホームページ www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190612_KO_Kitahiroshima%20renew.pdf、北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/314687、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46009190S9A610C1L41000/)

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熊本に都市高速?

 九州で都市高速があるのは福岡と北九州の2都市だけですが、3つ目ができるかもしれません。

 それは熊本。意外な話ですが、2015年度の国交省の調査では、市内の主な幹線道路の渋滞箇所は180もあり、三大都市圏を除く政令指定都市の中で一番多かったのです。車の移動速度も一番遅かったです。熊本市は市の中心部を通る車を減らすため道路の整備を進めていますが、それでも渋滞の解消は難しいのです。そこで高架道路を建設する話が出てきたのです。熊本市が高架道路を建設する方針を打ち出したのはこれが初めてです。

 ルートは2019年中に決める予定で、都市高速の下にはバスの専用道路をつくるという話もあります。ただ、それなりに需要が見込める都市部ならまず公共交通機関を整備するのが先でしょう。郊外に大きな駐車場を設け、都心へは路面電車やバスに乗り換えさせるのです。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/509921394735694945、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/516809/)

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「Suica」がフリーきっぷに

 ICカードが普及した現在でも、フリーきっぷの類は磁気券で発売されることが多いです。しかし、JR東日本は9月1日から一部のフリー切符を「Suica」で発売します(定期券等として使っている「Suica」、クレジットカード等と一体となった一部の「Suica」、「モバイルSuica」では使えません)。ICカードなら乗り降りは楽ですし、乗り越したときも自動的に精算されます。

 「Suica」が使えるフリーきっぷは、「のんびりホリデーSuicaパス」、「都区内パス」、「ヨコハマ・みなとみらいパス」、「鎌倉・江ノ島パス」の4種類です。お手持ちの「Suica」にこれらのフリーきっぷを搭載することもできます。

 この中で「のんびりホリデーSuicaパス」だけがオリジナルのフリーきっぷです。とは言っても既存のフリーきっぷと全く違うわけではありません。「休日おでかけパス」から新幹線と久留里線を抜いたものです。ICカードが使えないからでしょうか? 値段は「休日おでかけパス」より少し安く、2620円です(消費税が上がった後は変わる場合もあります)。発売期間は9月1日から2020年3月31日までです。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190604.pdf)

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静岡県、リニアの見返りを要求

 少し前、リニア中央新幹線の静岡県内の工事が止まっているために、開業に遅れが出る危険性があるという趣旨の記事を書きました。その続報です。

 これまで静岡県は、リニアの建設工事でトンネル内に出た湧き水を大井川に戻し、環境への影響を抑えることを求めてきました。確かにそれは考えないといけないことでしょうが、ところが11日の記者会見で川勝静岡県知事は別の要求を出してきました。静岡県内にリニアの駅ができないことから、何らかの見返りを求めるというのです。その見返りの額は、沿線の県にJR東海が自ら負担してつくる中間駅相当の金額。数百億円にも上ります。とは言ってもリニアは静岡の山奥を通りますから、リニアの駅をつくっても仕方ありません。推測の話ですが、狙いはJR東海から冷たい態度を取り続けられている静岡空港駅をつくらせることでしょうか?

 リニアと静岡県の話では、もうひとつあります。静岡県はリニア沿線の都府県でつくる建設促進期成同盟会への加盟を求めています。もしこれへの加盟が認められない場合、静岡県はリニアのルートを変更し、静岡県を通らないルートにすることを求めます。先ほどの見返りは金では解決できますが(お金持ちのJR東海なら、数百億円の負担は誤差の範囲でしょう)、これはそのレベルを超えた難問です。静岡県内を通らないようにするためには、前後を含めた大幅な変更が必要となります。すでに着工しているので、建設中のトンネルなどを放棄する必要に迫られることにもなります。頭の痛い話です。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20190614-OYT1T50213/、静岡新聞ホームページ https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/644630.html)

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釧網線、日中に線路集中メンテナンス

 線路の保守は原則として、列車の通らない夜間に行われます。しかし、その保線を行う作業員の人材確保は困難です。特に地方では人を集めるのが困難です。

 そこでJR北海道は、日中に一部の列車を運休して、集中メンテナンスを行うこととなりました。経年により老朽化が進行している木製枕木の交換を行うことによって(JR北海道の在来線約2500キロのうち、木製枕木が使われているのは約6割の約1500キロあります。レールや道床等についても計画的な交換が必要です)、設備を安全運行ができるように維持します。日中に保線作業を行うことによって、人材を確保しやすくします。また、明るい昼間に保線作業を行うので、施工効率や作業効率が上がります。重機も活用できるので限られた人員で効率よくできます。施工状態の確認も昼間なのでしやすく、作業精度の向上、列車運行の安全性向上につながります。

 さて、この日中での線路集中メンテナンス、いつ、どこで行うのでしょうか? 日中の列車本数が比較的少なく利用者の影響が小さい路線で、かつ老朽化が進んでいるため修繕の優先度の高いところを選びました。それは釧網線の緑-知床斜里間(約28キロ)です。10月21日(月)から25日(金)、10月28日(月)から11月1日(金)の合計10日間で、保線を行う時間は8:30ごろから15:30ごろまでの約7時間です。老朽化した木製枕木約4000本を置き換えることなどを行います。この線路集中メンテナンスのため、上下とも快速「しれとこ摩周号」の緑-網走間でバスによる代行輸送を行います(影響するのは1往復だけなのです)。下り(網走行き)の代行バスは緑10:43着の快速「しれとこ摩周号」から接続し、10:53に発車します。終点の網走には約1時間遅れの12:53に着きます。上り(緑行き)の代行バスは網走を定刻の約1時間前の9:30に出ます。緑には11:30に着き、緑11:41発の快速「しれとこ摩周号」に接続します。

 2020年度以降については、今回の線路集中メンテナンスでの効果や課題等を検討して、釧網線のほかの区間でも行う予定です。また、他の路線でも線路集中メンテナンスを行うことを検討します。
(参考:JR北海道ホームページ www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190612_KO_Senmou%20rail.pdf)

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JR東日本、水素で動くハイブリッド車両をつくる

 以前、当blogでJR東日本が水素燃料車両を走らせるという内容の記事を書きましたが、それを実際につくって走らせることになりました(ドイツではすでに水素で動く鉄道車両があります)。

 今回つくる試験車両は、水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドシステムを搭載したもの。水素を燃料とするので、将来にわたって安定的にエネルギーとすることができ、二酸化炭素排出量の削減を図ることができます。実際に車両を走らせることによって、安全性、環境性能、車両性能などを確認します。3年程度行います。

 燃料電池車を開発するトヨタの協力を受け今回つくられるハイブリッド車両(燃料電池)試験車両はFVーE991系といい、1編成、2両つくられます。1M1Tです。2021年度中に完成する予定です。最高速度は時速100キロ、1回の充電で走る距離は、70MPa(700気圧)充填時で約140キロと想定されています。世界で初めて70MPaという高圧水素を利用することができる車両で、高圧水素を使うことによって走行距離を伸ばすことができました(2006年から2008年にかけて走行実験を行ったE995形は、35MPaのものを使ったため、50~70キロしか走ることができませんでした)。実証実験は、鶴見線、南武線尻手支線、南武線(尻手-武蔵中原間)です。2021年度試験開始予定です。

 なお、かかる費用は開発や実験を合わせて約40億円です。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190603.pdf、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2019/06/05/323113.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45674010U9A600C1TJC000/)

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湯谷温泉の駅舎、7月に解体

 飯田線の湯谷温泉の駅舎は1923年に鳳来寺鉄道として開業したときのもの。木造二階建ての建物で、開業当初はホテルにもなっていました。湯谷温泉が観光地として発展するきっかけとなったのです。

 国有化されてから駅は無人駅となりましたが、建物の一部は国鉄の独身寮として使われました。分割民営化後、駅は有人化されたこともありましたが、今は再び無人駅となっています。駅舎は使われなくなり、早ければ7月にも解体されるようです。

 JR東海は駅舎の解体後、新たに駅舎を建設する計画はありません。ホームに待合室があるだけです。これに対して地元自治会側は、JR東海や行政に対して、足湯を備えた休憩スペースなどの整備を求めています。駅舎跡がどうなるかは新城市の考え次第かもしれません。
(参考:中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190605/CK2019060502000058.html)

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