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「天空」でChange of mode(2)

 橋本を出て九度山あたりまでは平坦な里の光景。「天空」にとっては足慣らし、といったところ。小さな駅でも駅員が出てきて(交換できない下古沢以外は駅員がいるようだ)、「天空」を見送ってくれる。「スルッとKANSAI」や「PiTaPa」が使え、駅員もちゃんといるというのは大手ならではの余裕か。車両も2300系が登場するまでは利用者が少ない橋本以南でも安全上の理由からか4両で運転され、ワンマン運転はなかった。

 しかし、九度山を過ぎると山の中に入り、高野下からは半径100メートルのカーブと50パーミルの勾配で山を登っていく。「天空」はもともと高野山直通用の車両としてつくられた車両。しかし、高野山直通用の車両といっても、2両編成のほうは三日市町以北(橋本まで線路改良が完成したのちは橋本以北)の増結用なので、高野山まで行くことは基本的にはなかった。そういう慣れない、過酷な道を「天空」はたどる。

 急カーブと急勾配で登ってきたが、さすがに高野山までは無理。極楽橋からはケーブルカーの力を借りることになる。極楽橋の周辺には何もない。ケーブル乗り換えのために存在する駅だ。(続く)

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