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「天空」でChange of mode(1)

 「天空」の始発駅は橋本。1面2線のホームで上下の電車をさばくため、あわただしい。昔のように急行も高野山まで直通していたころはこれで十分だったが、橋本で分断された現状では厳しい。ホームを前後に分けて、ひとつの線路を難波方面の電車と極楽橋方面の電車で分け合う。しかも、特急「こうや」のように、高野山直通の電車も時々あり、常時ホームを2分割して使うわけにもいかない。ダイヤづくりは至難の業だ。

 「天空」に乗るには、車内で買えばよい途中駅(学文路・九度山)からの乗車の場合を除いて、橋本(極楽橋行き)あるいは高野山(橋本行き)の窓口で、発車10分前(高野山の場合はケーブル発車の10分前)までに、買わないといけない。予約も受け付けているが、主要駅や旅行会社では対応していない。電話予約のみ受け付けている。しかも、受け付け開始は乗車の10日前から。運が悪ければ(それ以前に受け付けている)団体客で埋まってしまうこともある。人気列車なので、電話をかけてもなかなかつながらない。30回以上も電話をかけ、ようやく電話がつながり、予約することができた。

 「天空」は高野山直通用だった2200系を改造してつくった2両編成の車両。新型車両の導入により高野線を追われ支線用に回されたが、「天空」の登場により呼び戻されたものである。車端部を除いて、高野山に向かって右側に座席がセットされている。山が迫ってくる左側と違い、右側は谷が多く、渓谷美が楽しめる。もともとは2扉の車両であったが、2両とも橋本側のドアが撤去され、展望スペースになっている。特に橋本側の車両は、オープンデッキとなっている。余談だが、「天空」の車両番号は、高野山と橋本にちなんで、「2258」と「2208」となっている。

 先ほども述べたとおり、「天空」は2両編成だが、後ろに転換クロスの2300系2両を連結している。こちらは自由席なので、指定券がなくても乗ることができる。ホームには先発の13:17発高野下行きの各停が停まっている。「高野下」と「高野山」が紛らわしいためか、誤乗を防ぐためのアナウンスがなされている。高野下行きの発車後、ようやく「天空」がホームに到着し、乗車開始。乗り終わったと思ったら、すぐに発車。13:22発だから、時間はない。確かに橋本はJRとの共同使用駅であり、スペースに制約があることは分かっているが、余裕が欲しいところである。発車時間のかなり前から何もない駅のホームで待たされているだけに。(続く)
(参考:南海ホームページ http://www.nankaikoya.jp/tenku/index.html)

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