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なにわ筋線、建設費は最低2000億円

 騒音問題が深刻な社会問題となった伊丹空港を廃止し、関西の空の需要を関西空港にまとめるためには、関西空港へのアクセス改善が求められるところです。そこで出てきたのが、なにわ筋線の計画。そのなにわ筋線について、国土交通省近畿運輸局は26日、建設費用や時間短縮効果についての試算を検討会に報告しました。

 建設費用についていえば、南海側の目的地をどこにするかと駅をいくつつくるかによって大きく変わります。一番安いのは、難波で接続し北梅田以外の駅はつくらないケースで、約2000億円かかります。一番高いのは、汐見橋で接続し5か所(中津、福島、中之島、西本町、西大橋)に中間駅をつくるケースで、約4000億円かかります。目的地をどこにするかで数百億円の差が(汐見橋の場合、駅自体の地下化を前提としているため、建設費がかかるようです)、中間駅をつくるかどうかで千数百億円の差が出るようです(もちろん、駅の数を絞ればかかる建設費は減らせます)。中間駅を省略すれば建設費は抑えられますが、大阪市に負担を求めることが難しくなりますね。なお、この建設費の試算には、JR新大阪駅から北梅田までの建設費は入っていません。貨物線の地下化はなにわ筋線とは関係なく行われるからです。

 所要時間については、中間駅に一切停車しない場合、北梅田から関空まで41分で結ぶことができます。現状は「関空快速」で大阪駅から1時間以上かかるので約2/3になるのですが、この時間短縮は貨物線の地下化で達成できます。今は梅田近辺を通りながら素通りであった貨物線に駅をつくれば完成なのです。ここの駅を少々遠くても「大阪駅」としておけば、40分程度で関空に行くアクセスは完成です。なにわ筋線経由の場合、JR難波駅を通過すれば関空まで30分台で行くことも可能ですが、通過するのは無茶でしょう。難波地区に駅ができるのは、JR西日本にとってなにわ筋線を使うメリットですから。これ以上のスピードアップは、阪和線や南海線の改良が求められます。103系のような低性能車両を追い出し、新型車両に入れ替えるとともに、部分的に複々線にすることもいるかもしれません。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/business/update/0327/OSK201003270006.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100326/biz1003262327050-n1.htm)

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