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東京―名古屋間、リニアで11480円

 リニアで気になるのが、既存の東海道新幹線よりいくら高くなるのか、ということ。以前の話(8番目のコメントです)では、東京(品川)-名古屋間で現在の「のぞみ」より数百円から1000円の価格上昇ということでした。10日に国交省の国土交通省政策審議会の中央新幹線小委員会でも、それを裏付ける発言が出ました。JR東海は、東京(品川)-名古屋間をリニアで移動したときの運賃・料金を現在(「のぞみ」指定席)より700円高い、11480円にする方針のようです。もちろん、実際の価格は、経済情勢や航空機の料金を参考にして決められます。17年後の話なので、参考程度に考えておいたほうがよいでしょう。ちなみに、東京-大阪(新大阪)間では現在より1000円高い、15050円になるとのことですが、これは名古屋暫定開業の段階なのか、新大阪までの全線開業の段階なのかはわかりません。

 リニアに乗っても、「のぞみ」に比べて700円しか増えないというのは、思ったよりも安いです。JR東海としては、抵抗感なくリニアを使ってもらうようにするため、リニアでの追加料金をできるだけ抑えているのです。しかし、肝心なのは正規の料金ではなく、実質的な料金。新幹線で移動する際、金券ショップで回数券を買います。その値段が重要なのです。2003年までの「のぞみ」のようにほとんど割引切符の類が使えないようでは、実質的なリニア料金は高くなり、JR東海が狙っているリニアへの転移が進みません。

 また、名古屋暫定開業の段階では、新幹線との乗継割引がどうなるかも重要です(もちろん、先ほど述べた割引切符の価格設定を含めてですが)。新大阪まで全線開業しても、山陽新幹線と乗り継いだ場合の価格設定の大切さは残りますが、名古屋暫定開業の段階では極めて重要です。鉄道が独占できる名古屋とは違い、大阪の場合は航空機との競争があります。リニアで速くなっても、名古屋で乗り換えを迫られ、値段もかなり上がるならば、航空機から移ってくれません。リニア追加料金(200+700=900円)と「のぞみ」追加料金(200円)との差額である700円しか増えない名古屋までの客と違い、航空機から移ってくる大阪までの客はかなり収益の増加に貢献します。逃してはなりません。そのためにも魅力的な価格設定が重要なのです。
(参考:朝日新聞5月11日朝刊 中部14版)

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