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長野電鉄屋代線、バスを使って増発実験

 長野電鉄は長野と湯田中を結ぶ長野線と、須坂と屋代とを結ぶ屋代線から成り立っています。このうち、利用者の低迷に悩む屋代線で、7月から9月にかけて増発の実験を行います。

 まず7月は、日中に3往復、最終便の後に須坂-松代間を1往復増発します。また、昼間(須坂、屋代ともに9~15時台発)については無料で自転車を車内に持ち込むことができる、サイクルトレインを実施します。

 8月と9月も増発を行います。須坂-松代間、松代-屋代間ともに11往復増発します。しかし、増発される便は電車ではなくバスが走ります。現在の施設では交換設備が少なく、電車で11往復も増発するのは無理だからです。そのほかにも、持参人式通勤定期の販売や周遊割引キップの販売など、いろいろな企画があります。中には、10月以降も継続して行うものをあります。

 バスを使って増便するのは、ある意味鉄道が廃止されたときのシミュレーションをしているのかもしれません。鉄道だと須坂-屋代間を36分で結びますが、バスだと1時間5分もかかってしまいます。後から来た電車に抜かれてしまうバスもあります。

 長野電鉄の長野線は昨年度の収支が2100万円の黒字(営業係数94.3)で、これからも自力で経営できそうですが、屋代線は1.7億円の赤字(営業係数271.5)。利用者はこの10年で4割も減り(ただしここ数年は横ばい)、車両や線路の更新に今後30億円が必要になることを考えると、地元自治体等の支援がなければ存続が難しいことは明白です。
(参考:長野電鉄活性化協議会ホームページ http://www.city.nagano.nagano.jp/upload/1/kotuseisaku_nagadenH22panfu.pdf)

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Comments

>鉄道だと須坂-屋代間を36分で結びますが、
>バスだと1時間5分もかかってしまいます。
>後から来た電車に抜かれてしまうバスもあります。

時間が掛かる原因はバスが併走する国道403号からルートを外れて一々駅に乗り入れるからです。普通に国道403号須坂市406号交点~千曲川18号交点間を制限速度を守って走ってもいても40分で走れます。利用者の利便性を考えるなら利用者の少ない駅は乗り入れを止めて、国道403号沿いに臨時バス停を定めて駅からバス停まで利用者を案内したがはるかに便利です。
わざと増発バスを不便にして増発効果は無かったと言うアリバイ作りをしているのかさえ思えてきます。

http://www.hrr.mlit.go.jp/toyama/yakudachi/jikoku/r403.html

Posted by: 読者 | 2010.07.21 at 03:59 PM

 読者さん、おはようございます。

* 時間が掛かる原因はバスが併走する国道403号から

 参考にした長野電鉄活性化協議会ホームページを見る限りでは、国道沿いに停留所を設けるところが大半ですね。ダイヤを見る限りでは、終点の手前でかなり余裕を入れているように見えます。

* わざと増発バスを不便にして増発効果は

 7月の増発のほうが便利がいいように見えますね。

Posted by: たべちゃん | 2010.07.22 at 05:10 AM

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