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3月12日開業の九州新幹線に最速達型「みずほ」誕生!

 来年3月に全線開業する九州新幹線。どうやら、その開業の日は事前の予想通り、3月12日(土)のようです。

 そして、予想していなかった新たな事実が出てきました。九州新幹線に新たな名前の列車が走ることになったのです。

 その名前は「みずほ」。もともと東京―熊本・長崎間を結ぶブルートレインでしたが、地味な存在で、1994年に廃止になっています。(米どころを走る)北陸新幹線などほかの新幹線で使われるかもしれないとは思っていましたが、まさか九州新幹線で使われるとは思ってもいませんでした。17年ぶりの復活です。

 山陽新幹線と九州新幹線とを直通する列車は、公募により命名された「さくら」のほかに、「みずほ」が加わることになります。「みずほ」の位置付けは、「さくら」の速達版。車両は「さくら」と同じN700系なので最高速度は変わらないのですが、停車駅を最小限に抑えています。新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本にしか停まらないようです。最速達列車にふさわしい停車駅です。「みずほ」は新大阪―鹿児島中央間を1日数往復する予定です。新大阪―鹿児島中央間の所要時間は「さくら」よりも10分ほど短い、3時間47分。停車駅の少なさがものを言います。

 ここで気になることがあります。「みずほ」は山陽新幹線では「のぞみ」並みの停車駅ですが、「のぞみ」のような追加料金はかかるのでしょうか? 現時点では新大阪―鹿児島中央間の運賃・料金は18000円程度としか決まっていないようです。山陽新幹線での停車駅が「ひかりレールスター」レベルの「さくら」ならそんな問題は起こらなかったのでしょうが、「みずほ」は「のぞみ」レベルです。これをきっかけに山陽新幹線では、「のぞみ」の追加料金を廃止してもよいでしょうね。追加料金については企画切符で実質的に追加料金がかからなければいいですが、「ジャパンレールパス」などで「のぞみ」に乗ることができないという制約の撤廃は当然のことです。もちろん、「みずほ」にそういう制約を課してはいけません。

 もうひとつの気になることは、「さくら」の停車駅。「さくら」も、新大阪―鹿児島中央間を4時間程度で結びます。「みずほ」の所要時間を考えると、「みずほ」より3つか4つしか多く停まることができません。山陽新幹線では「さくら」は「ひかりレールスター」の代わりを果たさないといけませんし、九州新幹線では整備新幹線ということもあり、地元はできるだけ「さくら」を停めようとします。なかなか難しいところです。「さくら」の所要時間が増えるのを覚悟で、停車駅を増やすという選択もありますが、「さくら」も九州新幹線への直通列車であることを考えると、停車駅はあまり多くはしたくないところです。地元自治体にも自重を求めたいところです。

 ともかく、「みずほ」が加わることになったのは、航空機に対抗するため。一般的に、鉄道での所要時間が4時間を切ると、鉄道が優位になると言われています。確かに航空機は速いですが、その発着する空港は都市の中心部にはできません。お金をかければできる新幹線の駅とは違うのです。騒音などに配慮すればなおさらです。結果として、鉄道などほかの交通機関で4時間で結ぶことができれば、航空機は不利になるのです。

 12月4日に新青森まで延長される東北新幹線も改善がなされます。新型車両E5系の投入により、時速320キロへのスピードアップが行われる2012年度末には、東京―新青森間が約3時間5分で結ばれます。航空機に対抗するためです。鉄道で大切なことは、スピード。車や航空機に負けるような遅さでは、乗ってくれません。

 航空会社にとっては、新幹線の開業やスピードアップは、航空機の利用を減らす原因になります。今までのように、(独占しているために)高い運賃で利益を稼ぐ訳にはいきません。航空会社にとっては厳しいでしょうが、本来これぐらいの距離は、鉄道の守備範囲なのです。航空機は国際線などの長距離のための交通機関なのです。そういう意味では、新幹線のような高速鉄道の整備はまだまだ必要です。決してもうつくるところがない訳ではありません。
(参考:朝日新聞8月24日朝刊 中部14版)

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Comments

「みずほ」より3つか4つなら、十分かと…

「みずほ」の停車駅が新神戸・岡山・広島・小倉・博多・熊本ですから、鹿児島中央発着の「さくら」は八代、新水俣、出水、川内を追加すればOKです。
ただ、「速達性が重要」という意味では、長崎・佐世保方面も同じですので新鳥栖への停車は考えたいところです。

姫路・福山など山陽新幹線内の駅や久留米は重要ですが、熊本どまりの「さくら」に担当させてほしいと思いますが、編成数が必要になってしまいます。

開業当初の「さくら」はこれに山陽新幹線内の1駅&新鳥栖・久留米・川内ってな感じにして、段階的に増やす、ということで地元と決着できないかな…

Posted by: うえしょう | 2010.08.29 at 08:15 AM

 うえしょうさん、こんにちは。

* 「みずほ」より3つか4つなら、十分かと…

 これぐらいに抑えればいいのですが、地元自治体の要望に応じていては、ほぼ各駅停車みたいになってしまいますね。

* 鹿児島中央発着の「さくら」は八代、

 熊本以南の新幹線の運行本数が1時間に2本なら、ノンストップの「みずほ」と各駅に停まる「さくら」の2本建てになってしまいますね。

 山陽新幹線では「ひかりレールスター」の役割を受けて姫路・福山・新山口(新山口の代わりに徳山や新下関に停まるケースもあり)に停めないといけませんし、九州新幹線でも(今まで特急が1時間に3本停まっていた)新鳥栖・久留米・新大牟田は停まるかもしれません。鹿児島中央まで4時間30分近い鈍足になってしまいますね。

* 開業当初の「さくら」はこれに

 開業当初のように九州直通が1時間に1本なら、山陽新幹線は「ひかりレールスター」を踏襲し、九州新幹線は久留米と川内に停めればいいと思います。これなら4時間7分ぐらいで結ぶことができるでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2010.08.29 at 02:30 PM

「さくら」の新大牟田は停車も考えたのですが、駅の位置が離れていることから、久留米から在来線乗換えというお客さんも多いと思い、通過と予想しました。

あと、開業当初から、「みずほ」は1時間に1本走るのかなというのも気になるところなんですが…

「のぞみ」との兼ね合い、編成数などを考えると
・「みずほ」は2時間に1本
・鹿児島中央行き「さくら」は1時間に1本
・「みずほ」のない時間帯には熊本行き「さくら」がさらに1本追加
・「みずほ」のある時間帯の「さくら」の停車駅は、山陽新幹線内の1駅&新鳥栖・久留米・川内
・「みずほ」の無い時間帯の鹿児島中央行き「さくら」の停車駅は、「みずほ」の停車駅+熊本~鹿児島中央間の各駅(できればさらに山陽新幹線内の1駅)

あたりで落ち着くのではないかと予想しています。

Posted by: うえしょう | 2010.09.01 at 08:19 AM

 うえしょうさん、こんばんは。

* 駅の位置が離れていることから、久留米から

 新幹線に乗るなら、車か何かで新大牟田に直接向かうのではないでしょうか? わざわざ在来線で久留米まで行く必要はありません。

* あと、開業当初から、「みずほ」は1時間に1本

 「みずほ」は需要の多い時間帯に走るのではないでしょうか?

* 「のぞみ」との兼ね合い、編成数などを考えると

 逆に、「みずほ」がある時間帯のほうが、「さくら」の停車駅は増えると想定しています。

Posted by: たべちゃん | 2010.09.03 at 01:22 AM

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