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「ナッチャン」、高速輸送艦に変身か?

 青森と函館とを結ぶ高速フェリー用として使われてきた2隻の船。愛称は「ナッチャン」です。全長112メートル、時速約67キロの双胴型の船で、乗客774人、トラック33台、乗用車195台を運ぶことができます。高速フェリーとしては世界最大級です。1隻約90億円しますが、燃料高騰による赤字で2008年10月から運行を停止し、せっかくの性能を活用できていないのが現状です。

 その「ナッチャン」に新しい転用案が出てきました。何と防衛省が、高速輸送艦として使用することを検討しているのです。日本の周辺海域がきな臭いので、場合によっては陸上自衛隊部隊を高速で島に運ぶのに使うようです。新たに船をつくるのはコストがかかるので、「ナッチャン」の転用が考えだされたのです。

 もともと、高速輸送艦は2005年の日米合意で導入が明記され、昨年12月の「防衛計画の大綱」でも島嶼部への高速輸送の必要性についても触れられていました。「ナッチャン」は高機動車や軽装甲機動車も積むことができ、要件を満たしています。

 海外の災害にもこの「ナッチャン」は使えます。国際緊急援助活動に部隊を派遣するときも、活用できるのです。現在、沖縄の海兵隊が日本本土や西太平洋に行く際、オーストラリアの民間高速フェリーを借りています。これを代替することもできます。

 中国が「ナッチャン」に興味を示しているとの話もあり、急いで決着をつけないといけません。6月までに結論を出し、2012年度予算案の概算要求に盛り込む考えです。

(追記)
 11月、九州で大規模な演習を行います。この演習には北海道の防衛を担う第7師団も参加します。戦車や装甲車などは「ナッチャン」や貨物列車で、それぞれ大分港や西大分駅まで運びます。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110221-00000071-san-pol、時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/zc?k=201110/2011103100019)

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