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仙石線の復旧方法をめぐり、会議

 昨日(28日)、東塩釜-高城町間が復旧し、松島にも行きやすくなった仙石線。7月末には矢本-石巻間も復旧する予定です。しかし、中間の高城町-矢本間は復旧の見通しが立っていません。津波で大きな被害を受けたからです。

 23日、東北運輸局で「JR仙石線復興調整会議」の初会合が開かれました。この会議には、JR東日本のほかに、沿線自治体の石巻市、東松島市、松島町が参加しました。沿線自治体は道路が渋滞し、鉄道利用者がもともと多かったので、早期の復旧を要望しました。

 しかし問題は、復旧の見込みが立たない区間は津波で大きな被害を受けたということ。最も大きな被害を受けた東名<とうな>-野蒜間では、住民が高台への移住を希望しています。こうなったら元のところに線路を敷いても意味はありません(そもそも、津波で被害を受けたところにそのまま線路を敷いてもいいのかという問題があります)。新市街地に線路を移転し、駅もそれに合わせて設けることが求められます。

 ただ、新たに線路を敷くには用地買収から始めないといけません。都市計画とセットになるのでしょうが、巨額の費用と長い時間がかかります。とりあえず現在の位置に線路を敷き、その後に移転させるという方法もありますが、その分コストがかさみます。JR東日本にとっても、元のところに線路を敷くならともかく、路線を変更するとコストがかかります。首都圏輸送などで稼いでいるJR東日本でもさすがに路線変更までは対応できず、国からの支援を求めています。

 仙石線は、全線通しの快速と普通が1時間に1本ずつ(震災前のダイヤ。そのほかに区間運転の電車が多数運転されています)。高速道路の整備により、高速バスに食われているという話もありますが、4両編成の電車がそれなりに走っている路線です。バスで代替できるレベルのローカル線ではありません。需要がある路線ならではの、難しい話です。

(追記)
 仙石線矢本-石巻間は7月16日に復旧しました。しかし、変電設備が復旧していないため、電車ではなく、陸羽東線、陸羽西線で使っているディーゼルカーを使用しています。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110524-OYT1T00011.htm、http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110528-OYT1T00419.htm、河北新報 http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110717t15014.htm)

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