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大阪市「赤バス」、存続相当はたった3路線のみ

 利用者が極めて少ない大阪市交通局のコミュニティバス、「赤バス」。当然、赤字で、廃止対象です。過疎地帯でコミュニティバスがなければ公共交通機関がないところならまだしも(ただ、平日すら運休し、地元の人しか使えないようなものを「公共交通機関」と呼べるかどうかは疑問ですが)、近くに代替となる交通機関が発達している大阪市です。存続させる妥当性はその分、低くなります。

 しかし、すぐに廃止できるわけではありません。落選したらただの人になる議員は、高齢者の票が失われるのを恐れます(余談ですが、市バスに限らず、手厚い高齢者対策が、財政を苦しめているのですが。高齢者が少なかった時代ならともかく、少子高齢化で増えた現状ではとても維持できません)。結局、2010年度と2011年度の2年間で利用促進の取り組みを行い、2011年10月から2012年3月までの半年で走行キロ当たりの乗車人員が2.2人を達成できたかどうかで、2012年度末の路線再編時に存続させるかどうかを考えます。ちなみに、「走行キロ当たりの乗車人員が2.2人」を基準にする意味は、経済性及び公共性の観点から存続に必要な最低基準の「営業係数400」に相当し(それでも収益の4倍の費用がかかることを意味しますが)、バスによる輸送がふさわしいかどうかを判断する平均乗車密度では5~6人に相当するからです。

 しかし、少々データが古いですが、2010年10月から12月までの間で、その「2.2」を上回ったのは、27あるルートのうち、たった3つ。以前からわかっているとはいえ、存続に値しない路線が多いですね。こんな路線を無理に維持させるより、見込みのある路線に投資したほうが有効です。
(参考:大阪市交通局 http://www.kotsu.city.osaka.jp/jigyougaiyou/houshin/100819_akabus-torikumi.html)

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