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九州新幹線とそのライバルたち(2)

 いよいよ九州新幹線に乗る。ここであえて選んだのは「つばめ」。各駅停車で1時間に1本(日中)しかない「つばめ」は、乗る機会が少ない。乗るなら直通の「みずほ」「さくら」を選ぶだろう。「つばめ」は停車駅が多く、「不人気」とも言われるので、この機会に見ておこう。

 今回使った切符は「九州ネットきっぷ」。1か月前にはすでにプランが決まっていたので、安い「九州ネット早特」にしてもよかったのだが、「九州ネット早特」には重大な欠点がある。直前の変更は利かず(手数料は安いもののキャンセル扱いになるし、しかもその手続きは携帯電話でしないといけない。不慣れで、しかも通信料がかかる携帯電話はなるべく避けたいのだ)、自由席のプランがないことだ。結果としてバスが遅れたので、この選択は正解。自由席なら時間を気にする必要はない。

 博多9:43発の「つばめ339号」に乗る。鹿児島中央側から現れたその車両は、800系2000番台。九州新幹線全線開業に合わせて増備された車両だ。座席は革張りで、妻壁には金箔が貼られている。この「つばめ339号」、名古屋6:20発の「のぞみ95号」の接続を受けるが、その「のぞみ95号」が来ない。遅れてきた「のぞみ95号」の接続を待って、6分遅れて発車。ガラガラだった車内も、「のぞみ95号」から乗り継いだ帰省客で、少しはマシになっている。それでも空いていることには変わりないが。

 博多南を過ぎると、コンクリートの擁壁が白くなり(ただし、この擁壁、筑後平野を中心に異様に高いところがあり、景色が空しか見えないのは非常に残念である)、急勾配を登り始める。ここからが九州新幹線の新規開業区間だ。最初の停車駅、新鳥栖では、「さくら543号」に追い越された。九州新幹線では珍しい体験だ。

 九州新幹線の駅の間隔は異様に短いので、すぐに停まる。利用者が極めて少ないと言われる、筑後船小屋や新大牟田でも、降りる客はいくらかは見られた。ただ、今日は帰省客がいる影響もあるので、日ごろから利用客がいるかどうかはわからない。遅れを取り戻して熊本に到着。降りる客はここ熊本が一番多そうだ。(続く)

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