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本四高速、2014年度から他の高速並みに値下げへ

 本州と四国とを結ぶ本州四国連絡高速道路は、海上を通ることもあり、建設費がかさみます。どうしても通行料金は高くなり、橋はできたものの使いづらい状態は続いています(もっとも、高速料金が高いがゆえに、フェリーが競争力を持っていたのですが。宇高航路「たこフェリー」も高い高速料金のおかげで生きてきた側面もあります)。この高い高速料金を抑えるため、国や地方自治体(大阪府など沿線10府県市)は毎年多額の費用を出しています。出資というかたちで、国が毎年533億円、地方が毎年267億円出しています。

 しかし、地方自治体側はこのような負担が毎年続くことに反発しています。そこで、国交省と関係地方自治体が17日に協議した結果、2012、2013年度についてはこれまで通り地方自治体側は資金負担を行うものの、2014年度から新しい方法をとって地方自治体の負担をなくすことになりました。

 2014年以降は、料金収入をほかの高速道路と一体管理する「プール制」へ移行することや、2050年までとしている債務償還期間を延長することも検討するようです。具体的にどのようにするかは国交省が2012年度中に方針を固めます。これによりほかの高速道路より割高な料金を下げ、ほかの高速道路と同じ水準になるのです。国交省の有識者委員会提言を取り入れたのでしょうか?

 もっとも、「プール制」により本四高速の料金が下がるのは、本四高速の利用者にはありがたいことですが、東名や名神など黒字路線の収益で不採算路線をつくり続けた旧道路公団と同じ構造です(もっとも、現在でも「新直轄方式」でローカル高速道路をつくり続けているので、本質的には何も変わりがないのですが)。財源のあてにされる東日本、中日本、西日本高速道路の3社が同意するかは不明です。西日本高速道路には、本四高速会社との合併の話もあります。ただ、しまなみ海道はともかく、神戸淡路鳴門自動車道や瀬戸中央自動車道には幹線の機能があるので、「プール制」が単純に悪とは言えないでしょうが。

 そして、地方自治体の出資が減額されるとはいえ続く2012、2013年度については、2年間の時限措置としてETCを搭載した普通車、軽自動車の休日料金を4~5割程度引き下げる方向です。神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、しまなみ海道の現在の休日料金(普通車)はそれぞれ2725円、2050円、2350円(平日はそれぞれ3815円、2870円、3290円)ですが、それが1550円、1050円、1350円となります。平日がどうなるかは未定です。
(参考:中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202180160.html、四国新聞社ホームページ http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20120218000110、毎日jp http://mainichi.jp/select/biz/news/20120218ddm008020020000c.html、時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012021700933、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120217/t10013110571000.html)

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