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リニア奈良駅、奈良市長の見解がもっともか?

 2045年に新大阪までの全線が開業するリニア新幹線。大まかなルートが決まった名古屋以東とは違い、名古屋以西のルートについてはまだ決まっていません。

 今のところ中間駅の建設費負担においても奈良県を通る前提で進んでいますが、京都府などが巻き返しに動いています。経済効果などを持ち出し、何とか京都に駅を持ってこようとしています。京都府は参加し、奈良県は参加していない関西広域連合を使って京都府に駅を持ってくることまで考えています。関西広域連合には、大阪府知事時代にリニアの京都府経由を支持する発言をした、橋下大阪市長も参加します。また、JR東海が全額負担してくれる中間駅の建設費も、京都府は自腹で構わないとしています。そうやって京都経由に否定的なJR東海を崩そうとしています。

 そんな状況の中、仲川奈良市長は8日の定例記者会見で、京都府のそういう姿勢を批判しつつ、リニアの駅については大阪や京都との関係、住宅地以外での土地利用を考え、学研都市が適当だとしています。以前のの通りです。京都駅を通る「北ルート」やJR奈良線長池駅付近を通る「直線ルート」は、三重県や滋賀県にも影響を与えます。三重県はいなべ市を通るだけで、駅をつくるのが難しいです。(名古屋から離れているため一定の需要が見込める)亀山付近とは違い、いなべ市では利用者は見込めません。反面、滋賀県の通過距離は長く、新たな調整が必要になります。学研都市なら奈良の中心部よりは京都寄りにあり、奈良市付近を通るという当初の計画から大きく変更をする必要がなく、賢明な案と言えるでしょう。

(追記)
 JR東海の山田社長は15日の定例記者会見で、京都府などが求めているリニア新幹線の京都駅について、否定的な見解を改めて示しました。国が認可した計画(全国新幹線鉄道整備法に基づいて手続きを踏んでいます)では奈良市付近を通ることが明記されているので、それに反するものはできないということです。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120209/waf12020909130011-n1.htm、http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120126/lcl12012623480004-n1.htm、京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20120210000147、朝日新聞2月16日朝刊 中部14版)

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Comments

京都や琵琶湖周辺は昔から数百年毎に花背断層などを震源とする内陸断層型の大地震に見舞われてきました(例:司馬遼太郎の「功名が辻」で山内一豊の娘が長浜の屋敷の下敷きになって死んだ大地震など)。

次の大地震で東海道新幹線が長期運休した際の代替路線としてリニアを使うつもりなら、やはり京都市内を通さず南部のけいはんな学研都市あたりを通すのが妥当だと思います。JR東海さんはその辺りまで考えていると思います。

Posted by: miyahara | 2012.02.19 at 01:43 AM

 miyahara さん、おはようございます。

* 次の大地震で東海道新幹線が長期運休した際の

 直下型地震なら、ある程度離すことで代替機能を持たせることができます。

 そういう意味でも、リニアは奈良付近を通したほうがよいですね。

Posted by: たべちゃん | 2012.02.19 at 08:10 AM

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