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阪急・阪神、節電のため間引き運転を検討

 東日本大震災に伴う福島第一原発の事故により、原発への信頼性は地に落ち、電力事情は厳しくなりました。関西の私鉄でも、昨年の夏は阪急神戸線の昼間の普通の一部を8両から6両にしました。原発が完全に止まった今年はさらに厳しくなります。

 阪急は関西電力から2010年比15%の節電要請があった場合、昼間の宝塚線普通と京都線準急を一部区間で間引く方針です。阪急宝塚線では、11時半~15時半の間、梅田-雲雀丘花屋敷間の普通を梅田-豊中間に短縮します(約8キロ短縮)。阪急宝塚線の急行は豊中以遠各駅停車なので、大きな影響は少ないのでしょう。阪急京都線では、11時~15時半の間、梅田-河原町間の準急を河原町行きは茨木市始発にし(約17キロ短縮)、梅田行きは高槻市止まりとします(約23キロ短縮)。阪急京都線の準急は梅田-高槻市間を通過運転し、高槻市以遠が各駅停車です。運休する梅田-茨木市・高槻市間は特急に委ねるのでしょう。阪急京都線の特急はかつての急行みたいによく停まりますから。なお、節電目標がさらに高くなれば、他の特急や急行の本数を減らすことも考えているようです。阪神は梅田-尼崎・西宮間の急行を間引きます。

 他の関西各社の状況を見ますと、近鉄は一部路線を中心に間引きの検討をしています。京阪と南海は、間引き方法を検討しています。これに対してJR西日本は省エネ車両の導入や運転方法の改善、駅や車内の消灯などで8~9%節電できるとして、間引き運転は実施しない方向です。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201205160005.html、http://www.asahi.com/business/update/0523/OSK201205230053.html、YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120516-OYO1T00217.htm)

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Comments

関西電力の節電要請に対して、大手私鉄が間引き運転を行い、JR西日本がしない、となると私鉄が疲弊するのではないかと心配です。 阪神淡路大震災で私鉄とJRの立場は逆転し、その後その差は広がっています。 今夏の対応の差がその決定打になってしまうのではないかと思います。

Posted by: しみず | 2012.05.24 at 09:04 PM

 しみずさん、おはようございます。

* 関西電力の節電要請に対して、

 節電の幅が、阪急は15%、JR西日本は8~9%と異なるので、単純に比較できないのかもしれません。

* 阪神淡路大震災で私鉄とJRの立場は逆転し、

 かつての勢いはないですね。阪急京都線に象徴されるように、特急の停車駅がやたらと増え、最初から競争をあきらめています。

Posted by: たべちゃん | 2012.05.25 at 04:43 AM

こんにちは,はじめまして。

間引き運転の目的が「節電」であれば,間引きでなく編成短縮で対応するほうが優れているのではないかと思います。列車本数を25%削減したら利用客に大きな影響が出るでしょうけれど,列車本数を維持しながら8両編成を6両編成にしても,ほぼ同じだけの節電効果があるはず。
各社,出来る限りはやっているのでしょうけれど。

とはいえ現状では,多くの会社で,容易に柔軟な編成増減が出来る仕組みが整っていると言えませんね。
長大固定編成の新製車を投入したり,既存車両の固定編成化を進めたりするのは,少し考え直す必要がありそうです。駅設備も,例えば線路配置や信号の単純化を推進していると,分割併合作業ができなくなる場合もありそうです。
「省力化」一本槍では,今回のような事態に対応するオプションを失ってゆく気がします。

Posted by: (y) | 2012.05.30 at 08:35 AM

 (y)さん、おはようございます。

* 間引き運転の目的が「節電」であれば,間引きでなく

 確かにその通りですが、適切な車両がなければ仕方がありません。間引く区間を工夫し、被害を小さくするしか仕方がありません。

 そういう意味では阪急宝塚線のように、急行が各駅停車する区間の普通をカットするのは、被害を小さくする方法です。

* とはいえ現状では,多くの会社で,容易に

 先頭車を多くしたり、折り返し設備を設置したりすると、平時の維持費も増えます。匙加減が難しいところです。

Posted by: たべちゃん | 2012.05.31 at 05:13 AM

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