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広島電鉄、2014~15年に宮島線も均一料金か?

 広島電鉄は2013年に路面電車運賃の値上げを検討しています(中国運輸局への申請も2013年になってからの予定です)。現在、広島電鉄の運賃は、市内線が150円均一ですが(白島線内は100円)、値上げ後は市内線などが170~180円になるようです。値上げが実現すれば、1997年に市内線を130円から150円にして以来、16年ぶりのことです。

 広島電鉄が値上げするのは、新しい超低床車両を導入したり、停留所を改修(バリアフリー化)したりする費用を確保するため。超低床車両が多く、新しい車両が多いように見える広島電鉄も、実は保有する124編成のうち48編成が、製造から45年以上経過しています。新車に更新するには1編成2~3億円かかり(3両編成の超低床車両で2.7億円)、現行の運賃では厳しいようです。広島電鉄は2027年までに40編成を超低床車両に更新する予定です。現在、超低床車両は22編成だけなので、15年後に半数に当たる62編成が超低床車両になるのです。

 超低床車両の「グリーンムーバーマックス」は2005年から運行していますが、長さ30メートルの5両編成のバージョンしかありません。しかし、2013年2月14日には短い3両編成のバージョン(長さ18.6メートル、定員86人、うち座席数33)をデビューさせ、これまで乗客数などの関係から超低床車両が走らなかった白島線と横川-江波間に1編成ずつ投入します。この3両編成バージョンの投入により、すべての路線で超低床車両が走るようになります。3両編成のものは、ドアは1両目と2両目の2か所あり、ワンマンで運転します。5両編成のものも、増備されます。

 なお、広電西広島以西の宮島線は距離に応じた運賃体系となっています。120~210円で、市内線に乗り入れると60円加算されます。広島市内から終点の広電宮島口まで乗ると270円です。広島電鉄は宮島線・白島線を含めた、全線均一運賃にすることも検討しているようです。激変緩和のため、均一料金化は2度に分けて行います。2013年の段階では均一料金でないところが残りますが、2014~15年には宮島線を含めたすべての区間で170~180円均一料金になります。

 このように広島電鉄が全線均一料金にする背景には、車掌を置かずにすべてのドアで乗り降りができる「信用乗車方式」を2022年までに全線に導入する方針であるためです(以前の記事よりかなり遅くなっているような気がしますが)。運賃制度を簡単にすることにより、乗り降りにかかる時間を減らし、不正乗車を防ぎやすくする狙いがあるのです。
(参考:中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208240046.html、http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209050045.html、http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209110068.html、railf.jp http://railf.jp/news/2012/11/24/135500.html)

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