« 北陸線特急、富山まで乗り入れると並行在来線会社年間30億円収益悪化か? | Main | JR西日本、ホーム柵はロープで »

北陸新幹線、3年早く開業すれば経済効果2400億?

 北陸経済連合会は8日、2025年度末開業予定の北陸新幹線金沢-敦賀間について、3年開業時期を前倒しした場合、約2400億円の経済効果を生むという試算を出しました(北陸以外に消費が流出するというマイナスの効果もありますが、年間100億円ぐらいで、はるかにプラスの効果のほうが大きいです)。また、費用対効果も3年開業を早めると、1.12から1.16に向上するようです(フリーゲージトレインを採用する前提の数字です)。

 そのほかの効果を見れば、北陸への流入人口は金沢開業時は年間2930万人ですが、敦賀開業時には280万人増えて3210万人になります。時間短縮効果(金沢開業時と比較)は、東京-福井間が26分短縮、大阪からは福井、金沢、富山がそれぞれ9分、30分、37分短縮します。

 一般論的に見ても、新幹線は開業して初めてその効果を生むものであります。その点でも、早くできるのが望ましいです。北海道新幹線のように20年以上かけてつくるのは長すぎます。北陸新幹線については金沢開業という、東京方面だけが便利になって、関西・名古屋方面は不便な状態になりますから、一刻も早くその解消が求められます。財源を増やして対応するのが筋ですが、足らなければ長崎新幹線を止めてでも北海道・北陸新幹線に割り振ったほうがいいのかもしれません。長崎新幹線は博多より先に行かないのですから。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/121109/fki12110902110002-n1.htm、朝日新聞ホームページ http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001211090003)

|

« 北陸線特急、富山まで乗り入れると並行在来線会社年間30億円収益悪化か? | Main | JR西日本、ホーム柵はロープで »

鉄道」カテゴリの記事

整備新幹線」カテゴリの記事

Comments

やはり後回しにされる、といえばまず長崎新幹線ですか。博多までどころか、フリーゲージトレインの実用化が遅れるか断念される→新鳥栖〜武雄温泉間の改軌又は三線軌化によるミニ新幹線化がなされない、の流れが完成すれば長崎発武雄温泉止まり新幹線になってしまうという何とも笑えない話が進行中ですし。

Posted by: 日置りん | 2012.11.14 07:49 PM

 日置りんさん、おはようございます。

* 博多までどころか、フリーゲージトレインの実用化が

 フリーゲージトレインがうまくいかなかった場合、どうするのでしょうか? 本当に「笑えない」事態になる危険性もあります。

Posted by: たべちゃん | 2012.11.15 06:08 AM

>フリーゲージトレインがうまくいかなかった場合、どうするのでしょうか?

それは、北陸(金沢-敦賀)でも同じことでしょう。
GCTがうまくいかなければ、敦賀で乗換を強いられるだけです。

Posted by: かにうさぎ | 2012.11.18 07:07 PM

 かにうさぎさん、こんばんは。

* それは、北陸(金沢-敦賀)でも同じことでしょう。

 北陸新幹線はフリーゲージトレインが使えなくても何とかなる計画ですが、長崎新幹線はその検証がありません。フリーゲージトレイン導入が前提の計画です。そこが問題です。

Posted by: たべちゃん | 2012.11.18 09:26 PM

>北陸新幹線はフリーゲージトレインが使えなくても何とかなる計画ですが

敦賀で乗換させれば何とかなるでしょうが、それでは不便になるだけで、何も急いでやる必要のない話です。

長崎は、GCTがうまくいかないなら、将来の完全フル規格化を放棄する代わりに、新鳥栖-武雄温泉間を3線化or改軌、ミニ新幹線化することも検討できるが、北陸の場合、敦賀以南の在来線を改軌・3線化はまず考えられません。

Posted by: かにうさぎ | 2012.11.20 12:30 AM

 かにうさぎさん、おはようございます。

* 敦賀で乗換させれば何とかなるでしょうが、

 決して望ましい事態ではないですが、多少のスピードアップが図られるので、金沢暫定開業よりは良いでしょう。

* 長崎は、GCTがうまくいかないなら、

 長崎新幹線は、フリーゲージトレインの成否を見極めてからでも遅くはないでしょう。うまくいかないのなら、ミニ新幹線も検討すべき話となります。

Posted by: たべちゃん | 2012.11.20 05:37 AM

開業効果が表れる都市の中には、北陸新幹線の2年後に開業するリニア新幹線も選択できる地域も存在するので、単純計算ですが(3+2)÷2=2.5倍の期間も優位に立てることになりますね。

九州新幹線長崎ルートも将来的(遅くとも2045年)にはフル規格新幹線が必要と考えますが、こちらは急ぐ必然性が見当たらないだけに、私も同感です。

Posted by: うえしょう | 2012.11.21 02:09 AM

 うえしょうさん、おはようございます。

* 開業効果が表れる都市の中には、

 リニアのほうが速いかもしれませんが、乗り換えがかかり、お金がかかりますから、そう期待できないです。

 そもそも北陸新幹線金沢-敦賀間建設の主要目的は、北陸新幹線金沢開業でデメリットしかない関西、名古屋方面への是正が主要テーマです。大阪や名古屋がなければ金沢止まりでいいですが、中途半端につくってしまった限り、やらざるを得ないでしょう。

* 九州新幹線長崎ルートも将来的(遅くとも2045年)には

 何らかのかたちで新大阪直通ができるのであればいいですが、現状では九州から外へ出ないので、評価は低いです。

Posted by: たべちゃん | 2012.11.21 06:28 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 北陸新幹線、3年早く開業すれば経済効果2400億?:

« 北陸線特急、富山まで乗り入れると並行在来線会社年間30億円収益悪化か? | Main | JR西日本、ホーム柵はロープで »