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北大阪急行は開業半年で建設費を完済した

 地下鉄御堂筋線江坂駅から千里中央駅まで伸びる北大阪急行。地下鉄御堂筋線と相互直通しています。

 この北大阪急行ですが、運賃が非常に安い会社としても知られています。初乗りはたったの80円、5.9キロの全線乗ってもたったの120円です。ただし、北大阪急行だけで関する需要は少なく、出かけるには地下鉄御堂筋線に乗って梅田などに行かないといけません。江坂を越えると地下鉄の運賃もかかりますから、合計すると350円。2社乗り継ぐので少々高くなります(2社乗り継ぐ割には安いのでしょうが)。さて、どうして北大阪急行の運賃はこうも安いのでしょうか?

 それは設立の経緯から考える必要があります。北大阪急行の開業は1970年。千里で万博が開催された年です。万博へのアクセスという意味で地下鉄御堂筋線を延長するかたちで開業されましたが、江坂より先は大阪市から外れることから、阪急系(阪急が過半数の株を保有)の北大阪急行が建設しました。

 万博開催時の路線は、江坂-千里中央-万博中央。千里中央-万博中央間は中国道の予定地を借用しました。万博は国民的なイベントだったため、大勢の人が訪れ、たったの半年で建設費をすべて返してしまったのです。補助金をもらったわけでもなんでもなく、自ら建設費を出してのことです。極めて異例のことです。しかも、万博が終わったら、千里中央-万博中央間をあっさりと廃止し、千里中央駅を本来予定していた位置に移転します。車両も規格が同じ大阪市に売ってしまいます。見事な撤退の仕方です。これは地下鉄と規格が一緒だからできた話であって、規格が違いすぎる愛知万博アクセスのリニモでは無理な話です。

 その北大阪急行ですが、千里中央から北に伸びる計画があります。千里中央から国道423号(新御堂筋)沿いにまっすぐ北に2.5キロ延ばします。地下に建設するようです。国道171号線と交差する萱野交差点の北側に新箕面(仮称)をつくり、そこが終点となります。中間駅もひとつできます。新船場北橋と新船場南橋の交差点の間に、箕面船場(仮称)ができます。大阪船場繊維卸商団地に隣接しています。万博会場までつくったときと違い、今は国の補助も期待できます。社会資本整備総合交付金制度を活用して、5割の補助がもらえるようです。鉄道建設は箕面市を中心とする第三セクターが担当し、実際の運行は別会社(北大阪急行?)が行うようです。運行会社は第三セクター側に線路使用料を支払います。

 ただし、この枠組みだと、千里中央以北の運賃は上がってしまいます。どうやら、千里中央以北では60円の加算運賃を徴収する計画のようで、初乗りは140円。梅田-新箕面間の運賃は450円ということになります(地下鉄230円、北大阪急行220円)。もちろん、万博のころのように自力で建設するということはできません。実際に建設が決まるまでにはまだまだ紆余曲折があるかもしれません。
(参考:Business Media 誠 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1304/12/news010.html)

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