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鹿児島県、路線維持のため県職員等に海外研修

 鹿児島県は、県職員1000人(一般行政職と教職員各500人)に、研修として3泊4日、上海に行かせる計画です。

 「上海派遣短期特別研修事業」と名付けられたそれは、20回に分けて50人ずつを上海に派遣するというもの。現地のホテル代4000円×3、航空運賃40000円に、バスや通訳の代金などを加えて1人あたりの予算は11.8万円です。1000人いるので総額は1.18億円です。6月補正予算案に計上しています。

 このような研修の構想が浮かんだきっかけは、鹿児島-上海便が消えてしまうことを危惧しているため。鹿児島-上海便は2002年に直行便が開設されました。中国東方航空と日本航空の共同運航便が週4便運行し、順調でしたが、昨年の反日暴動で利用客は激減しました。2011年の利用客は19761人(搭乗率55.4%)でしたが、2012年は16989人(搭乗率47.5%)と5割を切るようになり、今年3月からは週2便に減っています。

 税金を使って海外研修をすることについては、強い批判もあります。「税金の無駄遣い」とする意見もあります。ただ、いくら路線を維持したいからと言って、ずっと職員に海外研修をさせるわけにはいきません。仕事そっちのけで飛行機で往復させるわけにもいきません。継続的な効果があるのか疑わしいのです。県の立場としては、貴重な国際線なのですが、そこまでして維持する必要があるのでしょうか?

 なお、研修を公費で受ける側の県職員ですが、問題視する意見が多く、組合員に参加しないように呼びかけるところもあるようです。

(追記)
 鹿児島県議会は、利用が低迷している上海便を支援するため、7~9月に職員200人、民間100人を上海に派遣する費用3400万円を盛り込んだ補正予算案を賛成多数で可決しました。当初は1000人の予定でしたが、28日にそれを撤回し、改めて300人規模に縮小した修正案を出したのです。

 しかし、規模は縮小されたとはいえ、路線維持のため県職員等を公費で行かせる案が可決したことには変わりがなく、公費の支出差し止めを求める住民監査請求を行う動きもあるようです。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/130607/kgs13060702150000-n1.htm、Sankei Biz http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130611/mca1306111513017-n1.htm、YOMIURI ONLINE http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130629-OYS1T00256.htm)

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