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土佐電鉄と「清流しまんと号」の旅(2)

 窪川で予土線に乗り換え。ディーゼルカーの後ろにトロッコが1両ついている。トロッコに乗車できるのは土佐大正からなので、前のディーゼルカーに乗る。扉が車両の前後のみにあり、その間は長いロングシートだ。予土線の列車は基本的にはワンマンだが、この「清流しまんと1号」はトロッコが指定席になっているからだろうか、車掌が乗っている。若井を過ぎたところで検札があり、「青春18きっぷ」を持っている人から土佐くろしお鉄道部分の運賃200円を徴収していた。

 土佐大正に到着した。車掌に案内され、トロッコに移る。ほとんどの乗客がトロッコに移り、残ったのは数人程度。トロッコは満席に近いが、若干は空席がある。

 土佐大正から江川崎まで通常なら30分ほどで着くが、この「清流しまんと1号」は50分ほどかけてゆっくりと走る。ガイド2人も乗り込み、トロッコの旅が始まった。

 四万十川は蛇行しながら流れるが、予土線は1974年に完成したのでトンネルでショートカットするところも多い。トロッコで感じる風も熱風だが(沿線の四万十市西土佐(江川崎)の最高温度は40.7度)、トンネルだと涼しく、トンネルが待ち遠しいほどだ。川では子供達などが遊んでいる。

 四万十川はならではの光景は沈下橋。四万十川は日ごろは河原の広い川だが、山に雨が降ると水が一面を覆い尽くす。沈下橋も水の下に隠れてしまう。洪水でも橋が流されないように、橋には欄干がない。こう聞くと沈下橋はかなり昔のもののように思えるが、意外と新しいようだ。戦後につくられた、コンクリートの橋が多いのだ。車が渡ることを前提としている。

 トロッコに乗車するのは江川崎でおしまい。ロングシートのディーゼルカーに戻る。江川崎にはトロッコが運行される場合でも10分余り停車する(トロッコが運行されないときは30分以上停車)。ディーゼルカーにはトイレがなく、こういう長時間停まる駅で済ませる必要がある。

 江川崎から先は古い区間。愛媛県内は大正時代に軽便鉄道としてつくられたため、規格が低いところもある。ただ、古くから鉄道が開通した区間だけに意外と需要があり、1両だけとはいえ、座席がほぼ埋まる。長い急勾配を降り、宇和島に到着した。

 宇和島では名物の鯛めしを食べ、車中泊が続くため銭湯に入り、お土産を買う。その後、歩いて宇和島バスセンターに行く。バスセンターの待合室は最初は空いていたが、だんだん人が集まってくる。大阪へのバスは2台で到着した。1号車が阪神バス、2号車が宇和島自動車である。阪神バスに乗り込んだが、「フェイスカーテン」が装備されている。もともとは西鉄のアイデアだったが、好評のようであちこちに普及しているようだ。昨日のバスとは違い(「オリーブ松山」は徳島で交代するワンマン運転)、運転士は2人体制。バスは定刻に宇和島を発車し、10分か15分早く三宮に到着した。

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Comments

いつも情報をありがとうございます。

今回は、実用的な観点が豊富な旅行記で、楽しく、また参考になりました。

これだけ言いたくてコメントしました。

Posted by: しぃろ | 2013.08.13 at 07:42 PM

 しぃろさん、こんばんは。

* これだけ言いたくてコメントしました。

 こちらこそありがとうございます。またの御訪問をお待ちしております。

Posted by: たべちゃん | 2013.08.13 at 10:10 PM

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