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JR東日本新潟支社長、「北越」の存続について発言

 以前にも書いた「北越」存続についての話です。JR東日本の関森新潟支社長は、8月27日の定例会見で、2015年春に北陸新幹線が開業しても、「北越」を存続させる可能性があることを述べました。

 北陸新幹線開業後も「北越」を運行するかどうか現時点では確定していませんが、直江津以西を運行するJR西日本は「北越」を廃止する考えです。直江津から金沢という長い区間、新幹線と並行して走るわけですから、廃止は妥当でしょう。「北越」を無駄に走らせるぐらいなら、「サンダーバード」などを富山まで維持するほうがはるかに有用です。金沢止まりの単なるローカル新幹線にすぎない北陸新幹線は関西や名古屋にとっては百害あって一利もない新幹線ですから。

 それなのに、「北越」に存続の可能性があるのはどうしてかと言えば、沿線自治体が存続を強く要望しているため。上越、北陸新幹線の間にあり、新幹線駅から離れている柏崎市あたりです。確かに都市間列車としての「北越」のニーズはあります。JR東日本は、「北越」の存続について、JR西日本や第三セクターのえちごトキめき鉄道などとの協議を進める考えですが、JR西日本の態度を考えると、えちごトキめき鉄道と協議し、上越妙高方面に直通させたほうがよいでしょう。

 なお、「北越」は、特急にもかかわらず、古い国鉄型車両が使われています。しかし、支社長の話によれば、新型車両に置き換える予定はないようです。これでは快速「くびき野」と同じです。「くびき野」も都市間列車であることには変わりがありません。新幹線開業を機に、「北越」と「くびき野」を統合して、快速として走らせるのが望ましいのかもしれません。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/130828/ngt13082817030002-n1.htm)

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Comments

もしかしたら記事にされているかもしれませんが
日産が2020年に完全自動運転のクルマを
手頃な値段で発売するようです。

運転免許制度の改定など周辺整備が必要でしょうが
地方ローカル線の消滅が近づいた気がしました。

ただし、都市間速達列車なら別だと思います。

将来、エネルギーコストが上昇するのを水力などで抑えることで
快速【北越】が便利に走るのを期待したいです。

Posted by: しぃろ | 2013.09.06 at 10:27 PM

 しぃろさん、おはようございます。

* もしかしたら記事にされているかもしれませんが

 もしかしたらこの記事( http://tabechan.cocolog-nifty.com/note/2012/07/post-69e9.html )のことでしょうか? 

* 地方ローカル線の消滅が近づいた気がしました。

 第三セクターやローカル私鉄のように地元が支えるならともかく、JRや大手私鉄の黒字路線に甘えて存続させるわけにはいかないでしょう。鉄道としての特性を発揮できる、都市間列車の足を引っ張るだけです。

* 快速【北越】が便利に走るのを期待したいです。

 特急にこだわらず、快速というかたちでサービスの向上を図るのが望ましいと考えられます。

(追記)
 10月2日に、この記事( http://tabechan.cocolog-nifty.com/note/2012/07/post-69e9.html )は修正しました。

Posted by: たべちゃん | 2013.09.07 at 06:56 AM

たとえ金沢止まりでも、沿線地域に恩恵があり、事業的にもなりたつ北陸新幹線が、不要であるとは思えないのですが……

Posted by: しょくぱん | 2013.09.28 at 01:05 AM

 しょくぱんさん、こんにちは。

* たとえ金沢止まりでも、沿線地域に恩恵があり、

 大阪まで全線できるのならば評価しますが、現状では単に都市間需要の一部に過ぎない、東京と北陸との間が便利になるだけの新幹線です。関西方面などは金沢で前近代的な乗り換えを迫られ、デメリットしかありません。

 富山県や石川県あたりが全額出してつくる新幹線ならともかく、国が主体となってつくる新幹線なので、辛口の評価になっても仕方がないでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2013.09.28 at 04:03 PM

それを言っては、例えば東京のローカルな通勤客しか使わないような路線の改良に国費が投入されることもおかしいということに……
都道府県をまたぐような広域的な流動を担う幹線に国費が投入されるのは至極当然のことだと思いますよ。

Posted by: しょくぱん | 2013.09.30 at 01:56 AM

 しょくぱんさん、おはようございます。

* 都道府県をまたぐような広域的な流動を担う

 北陸新幹線は、部分的にしか建設されないことによって損害を被るところが出てくるのが問題なのです。そこのところへの配慮がなく、ただ自分のところに新幹線が欲しい、という一念でつくったのが現状であります。

 北陸新幹線は先へ行くほど需要が細る新幹線ではありません。真中が一番需要が少なく、両端の需要が多い、特殊な新幹線です。大阪までの全線の建設計画、資金負担計画を立ててから、建設すべきところだったでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2013.09.30 at 06:01 AM

特急の富山直通がなくなるという問題であれば、残すべきとは私も思うのですが、これは、言ってみればJR西日本のワガママなわけで……。
北陸新幹線自体に問題があるわけじゃないですよね。
利便性低下を防ぐためにJRや平行在来線運営会社に要望するなり、何が策を講じる必要はあるにせよ、北陸新幹線自体を問題視するのは変だなと思います。

Posted by: しょくぱん | 2013.10.01 at 11:51 AM

 しょくぱんさん、おはようございます。

* 特急の富山直通がなくなるという問題であれば、

 富山県の並行在来線会社などの努力が足らない(JRから切り離されると、特急が運転されず、普通は現状維持のままです。本数の面では、利便性を高める姿は見えません( http://tabechan.cocolog-nifty.com/note/2013/01/post-2aa4.html ))ことは指摘すべき問題ですが、その根本的な原因は北陸新幹線を(中途半端な)金沢までつくったことでしょう。ここにメスを入れない限り、解決は難しいです。

Posted by: たべちゃん | 2013.10.02 at 05:44 AM

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