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旧神岡鉄道の「ガッタンゴー」、延伸か?

 神岡鉄道は2006年に廃止され、線路跡の一部は観光施設として使われています。「レールマウンテンバイク・ガッタンゴー」です。旧鉄道路線のレール上を専用のマウンテンバイクで走ります。マウンテンバイクの後輪は直接レールの上にあり、レールの継ぎ目をちゃんと拾います。

 「ガッタンゴー」は神岡鉱山前-奥飛騨温泉口間の2.9キロのみを営業しています。雪のない4~11月に営業を行い、2012年度は営業日を休日から週6日に大幅に増やして2万人以上の利用者がありました。今年も8月までの利用者は1.77万人と昨年同期より3割以上も増えています。しかし、単線を往復するコースのため、今後の需要の伸びに対応できません。現在でも1日310人程度しか受け入れることができず、繁忙期には予約を断っていることもあります。

 そこで「ガッタンゴー」を運営するNPO法人神岡・町づくりネットワークは、今年5月、「旧神岡鉄道の利活用ビジョン」を飛騨市に提案しました。将来的には猪谷から奥飛騨温泉口までの全線を利用することを目標にしていますが、段階的にコースを延伸させるようです。最初は漆山-奥飛騨温泉口間、その後、猪谷-奥飛騨温泉口間の全線を利用できるようにします。

 これまで旧神岡鉄道の線路などを所有する飛騨市は、安全性の問題から、「ガッタンゴー」の延伸を認めない考えでした。しかし、飛騨市は考えを変え、延伸を検討する方針に変わりました。飛騨市は、安全対策の内容や必要額を見積もるための調査費用700万円を盛り込んだ、一般会計補正予算案を9月議会において提案します。10月にも調査に着手する予定です。

 飛騨市の態度が変わった原因は、「ガッタンゴー」の人気が高まり、観光客が増えているためでしょう。飛騨市の観光資源として、「ガッタンゴー」を考えているのかもしれません。

(追記1)
 「ガッタンゴー」はこれまで1人では利用できませんでしたが、サイドカー付きの車両を新たに導入し、1人でも利用できるようになりました。

(追記2)
 「ガッタンゴー」に新たな区間ができるようです。現在のコースから3キロほど北の、漆山から飛騨市神岡町二ツ屋までの3.4キロです。神岡の町を走る従来のコースと違い、渓谷の中を走るコースです。専門家が2014年6、7月に調査し、安全を確認したうえで工事を行います。飛騨市は橋などの点検、補修のために約1.8億円を計上した補正予算案を市議会6月定例会に提案します。

 2015年の北陸新幹線開業により、神岡にも観光客が来ると見込まれています。早ければ2015年11月の紅葉の時期に走らせたいとのことです。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/business/update/0907/NGY201309070043.html、「レールマウンテンバイク・ガッタンゴー」ホームページ http://rail-mtb.com/、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20140607/CK2014060702000026.html)

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