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東九州道日南-志布志間のルートについて

 東九州道はその名の通り九州の東側を通る高速道路。総延長約436キロです。鉄道で言えば日豊線がそれに近いルートですが、宮崎-鹿児島間は大きく南に迂回します。その迂回区間の一部、日南-志布志間約40キロは唯一、まだ事業に着手していません。現在は事業化に向けた本格的な検討を行う計画段階評価の手続きに入っているところです。

 そんな中、国交省九州地方整備局は、日南-志布志間について3つのルート案を示しました。一つ目は全線時速80キロで走行できる自動車専用道路をつくる全線新設案(事業費約1050~1100億円)、二つ目は既存の国道220号線の一部を利用して早期整備を図る案(国道を活用する区間は設計速度60キロの一般道、事業費約1000~1050億円)、三つ目は全線で国道220号線を改良する案(設計速度60キロの一般道、事業費約850~900億円)。この3ルートは南海トラフ地震でも浸水しないことや、沿岸地域の交通の便なども考慮しています。九州地方整備局は今後、地元に対して意見を聞き、ルートを決定します。

 高速道路はつくることが目的ではありません。完成した高速道路は以後も問題なく使われるように維持しなければならないのです。道路の老朽化は進んでいます。政府は高速道路の改修費用を賄うため、高速道路の無料化を最大15年延長します。これまでは2050年9月まで利用者から高速料金を徴収したのち無料化する予定でしたが、最長で2065年9月まで有料措置を続けます。政府は関連する法律の改正案を2014年の通常国会に提出する方針です。料金水準は利用者の負担を考えて、現状維持とする方針です。

 人口が増え続けるなら、高速道路をつくってもよいでしょうが、その期待は薄いでしょう。過疎地ならなおさらです。交通需要は人口ほどには減らないかもしれませんが、優先されるのは老朽化したインフラ対策です。つくる高速道路は精選しなければなりません。高速料金が無料の新直轄区間ならなおさらです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/20131019-OYS1T00311.htm、http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131104-OYT1T00289.htm)

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