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三江線、しぶとく復旧へ

 8月の豪雨災害で大きな被害を受けて運休している三江線江津-浜原間ですが(バスにより代行輸送中)、どうやら年内にも運転再開日程を決めるようです。JR西日本と島根県が早期復旧に向けて工事計画を調整しているようです。

 三江線の豪雨による被害は、土砂崩れや鉄橋の損壊など72か所。線路沿いの山で土砂崩れがたくさん起こり、復旧するには工法に工夫が必要です。島根県は林野庁の災害関連緊急治山事業に申請し、これが認められればJR西日本と協力して設計を行います。橋脚1基が折れて流され、線路が曲がった状態になった島根県川本町の井原川橋梁ですが、これは上部に橋台を設置して線路をつり上げ、下部は撤去し、同じ構造で再建する計画です。

 皆さんも御存じのように、三江線は利用者が極めて少ない路線。2009年度の輸送密度は70人です。株式を公開しているJR西日本は当然のこととして、たとえ採算をそれほど気にしなくてもよい第三セクターでも、厳しそうな路線です。三江線は以前にも災害で長期運休したことがありますが、そのときも復活しました。冷静に考えれば鉄道で維持する価値のない路線なのに、本当にしぶとく生き残っています。需要が少ないのは国鉄時代から変わりませんが、そのときは並行する道路が不備ということで存続しました。しかし今ではバスが通ることができる程度には整備されています。その言い訳も通用しないのです。

 こういうところにお金を使う暇があったら、特急がある程度通る亜幹線の強化に投資したほうがよほど有用でしょう。

(追記1)
 JR西日本から、三江線江津-浜原間について、2014年7月中の運転再開見込みであることが発表されました。

(追記2)
 三江線は2014年7月19日に全面復旧する予定のようです。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/131107/smn13110702280001-n1.htm、JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/12/page_4923.html、中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?index_flg=1&comment_id=62235&comment_sub_id=0&category_id=112)

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Comments

高千穂鉄道を参考にして豪雨災害の復旧に金がかかるから廃止、という方向にはならないんでしょうか。当時の宮崎県と違って現在島根県がJRに補助金を(少なくとも直接)出している訳ではありませんが。

Posted by: 日置りん | 2013.12.08 at 07:50 AM

 日置りんさん、おはようございます。

* 高千穂鉄道を参考にして

 島根県側がいい補助金のメニューをみつけたのか、宮崎県側がもともとやる気がなかったかのどちらかでしょう。三江線はJRなので、復旧させてしまえば地元の負担はないのですから。

Posted by: たべちゃん | 2013.12.09 at 06:02 AM

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