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東海道・山陽新幹線、新システムでポイント切り替え4秒短縮

 JR東海は、東海道・山陽新幹線の「コムトラック」と言われる運転管理システムを12日に新しいものに切り替えます。

 実は東海道新幹線開業時、ポイントは人の手で切り替えていました。東京にある新幹線総合指令所の指令員がポイントを切り替えていましたのです。「コムトラック」が登場したのは山陽新幹線新大阪-岡山間が開業した1972年、現在使われている第8世代のシステムは2003年に導入されました。そして、12日に導入されるのが第9世代、2008年から約226億円かけて導入が進められました。

 この新システムの最大のポイントは、ポイントの切り替え時間が4秒短縮されること。これまでポイントの切り替え操作に12秒かかっていたのが8秒に短縮されます。コンピュータの処理速度が上がったため、ポイントの切り替えにかかる時間が短縮されました。

 新システムの導入により、1日に設定することのできる列車の本数も現在の1800本から約1.7倍の3000本になります。ちなみに今までの最高記録は2012年12月29日の1561本でした。東海道新幹線の営業列車の数は現在1日336本ですが、車庫からの回送列車もあるので、こんなにも膨れ上がるのです。

 この時間短縮が効力を発揮するのは、トラブルが発生し、ダイヤが大幅に乱れた場合。ダイヤが乱れたときは東京などのターミナル駅にたくさんの列車が集中することもあります。しかし、ターミナル駅のホームの数にも制約がありますので、先行する列車が折り返すまでの間、後続列車はターミナル駅の手前で待たなくてはいけません。新システム導入によって1本当たりの短縮時間はわずかでも、何本かあればそれは大きくなります。新システムを導入することでダイヤが乱れた場合でも柔軟に対応することができ、早期のダイヤ回復につながるとJR東海は見ています。

 ここで興味が持たれるのは、先日の有楽町での火災におけるダイヤの混乱。ただ、先ほどの話と矛盾するようですが、JR東海の話では、実際に新システム導入が早期のダイヤ回復に役立つかはまだわからないようです。ダイヤの早期回復には、システムの改善のほか、人間の判断力や人員のやりくりなどいろいろな要素が絡むからです。そもそも、まだ混乱の検証が終わっていないので、新システムを導入していたらどうなったかの検証ができないようです。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140103/biz14010309300001-n1.htm、日経ケンプラッツ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20140107/646749/)

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