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札幌市交通局の路面電車、上下分離方式へ

 新車が入り、わずかながら路線も伸びる札幌市交通局の路面電車、しかし経営は厳しいようです。2012年度は2850万円余りの赤字となり、8年連続の赤字決算となっています。累積欠損金は1.07億円です。

 そこで札幌市は将来にわたって路面電車を存続させるため、どのような経営形態が適切か検討を続けてきましたが(車両の運行の民間委託、完全運営化、上下分離の3案がありました)、このほど考えがまとまったようです。21日の札幌市議会で上田市長が発言したところによれば、路面電車の経営を、軌道や車両は札幌市が管理し、経営は民間が担う上下分離方式にするようです。完全民営化は軌道や車両の老朽化で更新や改修に多額の経費がかかることから、実現可能性は低いとしています。

 札幌市は今後、安全に運行するためのノウハウを継承することなど、路面電車を運行する業者の条件を検討し、民間での運行を実現したい意向です。国に対しては経営形態の変更について特許(認可)を申請します。上下分離は2018年以降を予定しています。

(追記)
 札幌の路面電車の上下分離は2020年度に行う予定です。市営地下鉄の駅の管理業務などを行っている一般財団法人札幌市交通事業振興公社に委託します。実は路面電車の運転士は、1年契約の非常勤職員が大半です。40代以下は全員が非常勤職員です。非常勤職員だとほかの交通事業者に移る危険性もあります。そこで人件費をあまりかけずに正職員化する方法として、公社を使う方法が浮上したのです。なお、正職員となっている運転士は、身分を保持したまま公社に出向するというかたちを取ります。
(参考:NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140221/5391441.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG2P641FG2PIIPE02H.html、北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/240559、https://www.hokkaido-np.co.jp/article/240926)

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