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北陸新幹線開業後、和倉温泉直通「サンダーバード」は1往復のみ

 北陸新幹線が開業すれば、北陸線(金沢-津幡間)は第三セクターで運営することになりますが、七尾線(津幡-和倉温泉間)はJR西日本の路線のまま残ります。七尾線には大阪などから直通の特急が走っていますが(大阪からの「サンダーバード」4往復、名古屋からの「しらさぎ」1往復、越後湯沢からの「はくたか」1往復)、新幹線開業後も存続する方針であることはわかっていたものの、それがどういうものかは不透明でした。短いとはいえ、金沢-津幡間は第三セクターになりますから。

 そんな中、1月28日、JR西日本の真鍋社長は、谷本石川県知事と会談しました。その会談上で、北陸新幹線開業後も七尾線に特急は現在と変わらない6往復が走るものの、そのうち5往復は金沢-和倉温泉間のみのいわゆるシャトル便で、北陸線から直通する特急は大阪からの「サンダーバード」1往復のみとなることが判明しました。利用率の高い1往復のみが直通となるようです。「サンダーバード13号」「サンダーバード36号」に相当する列車が残るとも言われています。金沢駅では同一ホームで能登方面の特急に乗り換えることができるようにするとともに、大阪駅を発車する特急においても和倉温泉方面への接続があることをアナウンスします。また、シャトル便には新たに愛称をつけるということです。運行ダイヤや使用車両はこれから検討します。それにしても、1往復しか大阪からの直通が運転されないとは、拍子抜けです。

 ただ、直通の「サンダーバード」が1往復に減っても、谷本知事など関係者は反発していません。ということは、1往復でも直通を維持すればそれなりに評価してくれるということでしょう。北陸新幹線が開業しても直通運転するのが求められる区間があります。それは大阪-富山間。直通運転が1往復でもあれば評価してくれるなら、早朝・深夜の新幹線が運転しない時間帯だけでも直通すればいいでしょう。運転本数が少なければ費用の増加も抑えられます。JR西日本も乗客の利便性のために直通運転を残したといえますから、悪い話ではないでしょう。

 話は変わりますが、輪島、珠洲、七尾の3商工会議所と羽咋商工会は、2月13日に広域交通網の整備に向けた「能登4市経済団体懇談会」の初会合を開きます。北陸新幹線が開業しても、新幹線駅からのアクセスが悪ければ、能登まで足を運んではくれません。金沢から能登への二次交通は七尾線や特急バスなどがありますが、周遊観光に適したものはありません。能登に観光客を呼び込むためには、この二次交通の整備が重要となるのです。なお、北陸新幹線が開業する2014年度には能越自動車道七尾氷見道路が開通します。新高岡から車で行きやすくもなります。今後は、各商工会議所等の会頭らが集まる懇親会は年数回、各商工会議所等の事務局長らで組織する幹事会は随時開催する予定です。
(参考:タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/nanao/、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2014012902000195.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG1X5W40G1XPJLB00Q.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20140128-OYT8T01330.htm、北國新聞ホームページ http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20140124104.htm)

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Comments

>ということは、1往復でも直通を維持すればそれなりに評価してくれるということでしょう。

石川県は、東京からの観光客増加を期待しているから、大阪はそれほど関心がないということでしょう。
「サンダーバード」は湖西線の強風でしばしば(週1回くらい)米原経由で迂回運転するので、北陸新幹線からの乗継利用者に影響しないよう金沢始発にしたとも考えられます。

>それは大阪-富山間。

GCT開発状況にもよるが、2018年長崎開業時に実用化するなら、北陸でもその時点で、敦賀延伸を待たずに、富山行はGCTに置換えるべきでしょう。
681系にはかなり痛みのひどい車両も見かけるし、置換えにちょうどいいです。

Posted by: かにうさぎ | 2014.02.08 at 11:31 AM

 かにうさぎさん、おはようございます。

* 石川県は、東京からの観光客増加を期待しているから、

 金沢暫定開業の北陸新幹線は、「金沢新幹線」とでも言うべき志の低いものです。東京への利便性だけにとらわれ、ほかへの都市間輸送さえも犠牲にしています。国がお金を出してつくる代物ではなかったのでしょう。

* GCT開発状況にもよるが、2018年長崎開業時に

 これは別記事にて書きます。

Posted by: たべちゃん | 2014.02.09 at 05:32 AM

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