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大船渡線鉄路復旧の公的負担は270億円

 BRTが走っている大船渡線気仙沼-盛間なのですが、最終的な目標は鉄道での復旧です。BRTが走っている気仙沼線や代行バスにとどまっている山田線にも鉄道で復旧させる構想があります。そんな中、2月19日のことですが、一関市でJR大船渡線復興調整会議が開かれました。

 JR東日本は鉄路での復旧費用を約400億円と見込んでいます。ルートは以前にも書いたとおり、脇ノ沢-細浦間の8.8キロをを高台に移設したものです(いわゆる「Aルート」)。このうち、JR東日本は震災前の状態に戻す費用130億円を負担し、ルート移設などにかかる費用270億円(内訳は、ルート移設に240億円、土地区画整理、河川橋梁整備に30億円)は、沿線自治体などに公的支援を求めるということです。なお、一部分だけ移設し、小友駅付近で現ルートに合流するいわゆる「Bルート」でも費用はさほど変わらず、現行ルートのままだと安全が確保されないため、概算は示されていません。なお、BRTは津波が来たら浸水する可能性があるところを走っていますが、バスなら道路を自由に走ることができるので、鉄道とは事情が異なるのです。

 ただ、高台に移設するルートには、震災で被害を受けていないところが含まれるため、復興交付金など公的支援の活用ができないという問題点もあります。移設ができたとしても、復旧時期は未定です。そのためもあってか、地元自治体側は(負担のない)現ルートでの早期復旧を望んでいますが、BRTで何とかなるというレベルの需要しかないのが現状です。赤字垂れ流し疑いなしという路線にJR東日本が130億円も出してくれるというだけでも正直ありがたいところです。このままJR東日本にすべてを求めるという考えでは、BRTのまま固定されても文句は言えないでしょう。
(参考:日テレNEWS24 http://www.news24.jp/articles/2014/02/19/07246147.html、岩手日報ホームページ http://www.iwate-np.co.jp/311shinsai/y2014/m02/sh1402181.html、http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2014/m02/r0228.htm、河北新報コルネットニュース http://www.kahoku.co.jp/voice_news/2014/02/voice_20140220t71010.htm、東海新報社ホームページ http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws9472)

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