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神戸市営地下鉄海岸線、期間限定で格安切符発売へ

 神戸市の鉄道等の話題についていくつか。

 毎年約60億円もの赤字が続く地下鉄海岸線。需要を喚起するため神戸市は7~8月に、隣駅までの格安切符を実験的に販売します。通常210円(4月以降の運賃)する区間ですが、110円(隣駅までの距離が1キロを超える中央市場前-ハーバーランド、御崎公園-和田岬間を除く)に値下げし、利用促進効果を検証します。海岸線の1駅間のみの利用者は1日500人ほどですが、実証実験で1000人以上になった場合、本格的に実施することも検討します。どうせ値下げするならもう少し下げて100円にしたほうがアピール効果は強そうです。

 反対に、1981年に開業したポートライナーは、一時利用者が少なかったものの、神戸空港開港や大学の開校により激増しています。一時期は年間1300万人台まで減ったものの、2008年度に2000万人を突破。その後も増え続けています。2013年に増便をしましたが、その後も乗車率は最大169%に上っています。今後も神戸医療産業都市(iPS細胞の研究などを行っています)の発展でさらに利用者が増えると見込まれるため、3年をかけて新たに6両編成2本を投入します。2017年度から投入し、増便を行う予定です。

 沿線住民から要望があったからでしょうが、神戸電鉄に高齢者割引を導入することを検討します(運賃の減収分は神戸市が負担するようです)。小児運賃で神戸市営地下鉄などを利用することができる「敬老パス」と同様の割引を適用させるようにします。北神急行電鉄の運賃を維持するための補助をさらに5年間継続し、バスの自主運行に取り組む地域への支援にも乗り出します。

 新たな路線の建設も考えているようです。従来の路面電車より車両の床が低く高齢者や障害者などが乗りやすいLRTや、BRTなど観光資源にもなる新しい交通機関を、意欲ある事業者を公募したうえで運行ルートや採算性などを調査します。神戸市としては、どこに建設することを考えているのでしょうか?

 神戸市はこれらの施策にかかる費用として2014年度当初予算案などに計約16億円を計上します。

(追記1)
 神戸市から7、8月の期間限定で売り出した「1キロきっぷ」ですが、徐々に売り上げが増えつつあるため、9月末まで発売を延長することになりました。

(追記2)
 「1キロきっぷ」は9月まで発売されていましたが、1日当たりの発売枚数が267枚と、目標の1000枚に届かなかったため、本格導入は見送りになりました。「1キロきっぷ」は窓口での販売だったようで、その面倒さを嫌って通常運賃で利用したケースもある程度あったようです。

 神戸市交通局によれば、このような需要の掘り起こしができていない状況で本格導入した場合、設備の更新費用などを除いても1か月で約200万円の減収となります。今後、区間や料金設定を見直して、新たな企画乗車券を検討するようです。
(参考:神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201402/0006740257.shtml、http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201408/0007272385.shtml、http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201410/0007397574.shtml、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG6M42VBG6MPIHB00Y.html)

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