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四国に新幹線をつくっても採算が取れる

 四国にはディーゼルカーに新幹線の先頭部を張り付けた「鉄道ホビートレイン」というものがありますが、本物の新幹線を走らせる構想はあります。

 四国4県や四国経済連合会などで組織する「四国の鉄道高速化検討準備会」が18日に発表した試算によれば、徳島と松山を結ぶ路線(高松経由)、岡山と高知を結ぶ路線を整備し、各県庁所在地に駅を設けます。この仮定で整備すれば、1日約9000人の利用が見込まれ、経済波及効果は年間169億円あるとみています。費用対効果は1.03となります(建設を始めたばかりの北海道、北陸、長崎の各新幹線は1.1)。所要時間は新大阪-高松間が現在よりも29分短い75分、新大阪-松山間が現在よりも112分短い98分、新大阪-徳島間が現在よりも78分短い95分、新大阪-高知間が現在よりも104分短い91分になります。1時間半少しで四国各県に行くことができるのです。驚異の速さです。なお、国が1973年に示した大阪から徳島、高松、松山を経由して大分に至る案、岡山-高知間のみを結ぶ案は、採算は見込めないとしています。確かに松山以西は利用者が少なく、どう考えても新幹線が成り立つとは思えません。「四国の鉄道高速化検討準備会」の案だと事業費は約1.57兆円かかりますが、大阪と大分を四国経由で結ぶなどという国の当初の計画だと4兆円以上かかるので、大幅な事業費の圧縮となります。

 4県などは今後、準備会の後継となる組織を立ち上げ、四国新幹線の実現に向けた国への働きかけや(国は2008年度以降、予算を計上していません)、四国内でのPR活動を予定しています。現在の特急等の利用状況からみて、岡山と高松・松山なら整備新幹線方式を前提とすれば採算はとれそうですが(多度津以西は第三セクター化?)、徳島や高知に伸ばしても採算が取れるのは意外です。明石海峡大橋が鉄道を通す構造になっていないことは悔やまれます(明石海峡経由で新幹線を通すことができたら、大阪-徳島-高松-松山間に新幹線を通すのが最も合理的です)。高知に関しては、松山方面とは違い貨物列車が走っていないので、新幹線をつくる代わり、琴平-土佐山田間をバス転換するという方法もとりえます。
(参考:四国新聞社ホームページ http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20140419000121、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140418/t10013860701000.html、
YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20140418-OYTNT50131.html)

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Tracked on 2014.04.21 12:23 AM

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