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小田急、向ヶ丘遊園跡地の再開発を見直しへ

 川崎市多摩区にあった向ヶ丘遊園は1927年4月、小田急の開通とともに開園しました。向ヶ丘遊園は多摩丘陵の緑豊かな自然を活かした「花と緑の遊園地」として多くの人に親しまれるとともに、自然豊かな生田緑地の一端を担ってきました。小田急の駅から遊園地まで若干離れていたので、モノレールがあったことでも知られていました。しかし、2002年3月に閉園し、跡地は「ばら苑」が生田緑地に編入されるとともに(川崎市が管理)、一部が2011年9月3日に開館した「藤子・F・不二雄ミュージアム」として使われています。なお向ヶ丘遊園は、当初は無料でしたが、1952年には有料化されています。

 この跡地について、2004年11月には小田急と川崎市との間で、環境共生を前提に、多摩丘陵の緑豊かな自然を次世代に残すことを条件に跡地の利用を行うとする基本合意がなされました。それを受けて2010年3月、「向ヶ丘遊園ガーデン&レジデンス」をコンセプトとし、戸建住宅60戸、低層集合住宅160戸、多目的施設や庭園等を整備する計画を立てていました。跡地21.8ヘクタールのうち、2/3ほどの14.5ヘクタールを整備するという内容です。

 しかし、東日本大震災と東京オリンピック開催によって建設需要が高まり、建設工事にかかる人件費が3割も増加しました。建築資材などの工事にかかる費用も増加したので、採算が合わないと判断し、白紙撤回しました。都心回帰現象も基本計画を見直す原因です。

 今後は2004年の基本合意を踏まえ、再度川崎市と協議しながら新たな跡地の利用計画を策定するとのことです。
(参考:小田急ホームページ http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8098_7824772_.pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2014/04/11/220968.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2014/04/17/015/、タウンニュース http://www.townnews.co.jp/0203/2014/04/18/233349.html)

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