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常磐線広野-竜田間、6月1日運転再開か?

 以前、「2014年3月再開へ」と書いた常磐線広野-竜田間(8.5キロ)ですが、新たな動きが出ました。JRは5月10日にこの区間において試運転を始めたのです。試運転においては、踏切が正常に動くかどうかのほか、原子力規制委員会の担当者も列車に乗り込み、車内の放射線量を測定しました。

 この区間については2013年8月から、地震で崩れたのり面などの復旧工事を行い、今月上旬までにほぼ完了しました。木戸駅(広野-竜田間の中間駅)、竜田駅のある楢葉町は5月下旬に避難指示解除準備区域の解除時期を決める方針であり、その結果によってJR東日本は運行再開の時期を正式に決めるようですが(地域の状況が状況ですので、このときは労働組合とも調整をするようです)、6月1日に運転を再開するという話もあります。帰町する住民の利便性向上、復興の加速化、国道6号の渋滞緩和などの効果があるとみられています。

 現在、いわき-広野間は13.5往復しています(いわき-久ノ浜間はもう少し多いです)。このうち9往復が竜田まで行くようです。時刻表を見ると、広野での折り返し時間が5分程度と短いものもありますが、30分程度とどまるものもあります。そのように折り返し時間が長いものはちょうど9往復あり、これらが竜田まで行くことになるのでしょう。

(追記)
 5月30日、JR東日本から発表があり、常磐線広野-竜田間は6月1日に再開されることになりました。前日の29日に楢葉町が2015年春以降の帰町を目標にすることを表明したからです。人の住んでいない避難地域に列車が乗り入れるのは初めてのことです。4両編成または8両編成の電車が1日9往復します。竜田駅には、9:10~17:00のみですが、窓口の営業があります。中間の木戸駅は無人駅です。

 もっとも、運転は再開したものの、先ほども述べたように人が住んでいないことから、一時帰宅をする町民や役場職員の利用が想定されていますが、どれだけの人が利用するかはわからないというのが現状のようです。木戸、竜田の両駅またはその中間に5か所のモニタリングポストを置き、運転士と車掌も空間線量計を持って乗務します。

 これに合わせて楢葉町は6月1日から一時帰宅者用に、木戸、竜田両駅を起点とする送迎バスを毎日運行します。午前3本、午後2本の列車からの接続を受け、10人乗りのワゴン車で自宅まで送迎します。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG5B3519G5BUGTB001.html、福島民報ホームページ http://www.minpo.jp/news/detail/2014051015581、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140510/k10014351661000.html、JR東日本水戸支社ホームページ http://www.jrmito.com/press/140530/20140530_press01.pdf、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140531_63008.html)

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