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フランスの新型車両、幅が広すぎて駅に入れず、改修費100億円以上

 フランス国鉄(SNCF)は、今後10年で4割も増えるという利用者見込みに対応するため、2016年末までにローカル線用の新型車両を300編成以上導入する計画です。約2兆円の規模の計画です。2009年からカナダのボンバルディア社などに発注しましたが、考えられない事態が発生したのです。この新型車両の幅は従来より約20センチ広いため、フランス国内に8700あるホームのうち、1300か所のホームに入ることができないのです。

 どうやらこのミスの原因は、鉄道網を保守・管理しているフランス鉄道線路事業公社(RFF)から列車を運行しているフランス国鉄(SNCF)への連絡不足にあるようです。列車を発注するにあたり、駅のホーム幅などに関する情報がRFFからSNCFになされましたが、ホーム幅の計測はここ30年以内に設置された、比較的新しい駅でのみ行い、50年以上前に建設されたホームとホームの間隔が狭い古い駅については行いませんでした。

 結局、新型車両に合わせるため、ホームの改修工事を行うことにしました。その額は約70億円と言われていますが、100億円以上との話もあるようです。
(参考:東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014052402000245.html、CNN.co.jp http://www.cnn.co.jp/fringe/35048281.html、THE WALL STREET JOURNALホームページ http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303295604579576901922775002、ロイターホームページ http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKBN0E10NA20140521)

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Comments

余りにも間の抜けた話ですが、線路保有会社と運行会社が違うということの弊害です。
ヨーロッパでは、上下分離により、運行会社が身軽になった反面、施設保有会社に対する投資が削減されて、事故が多発するようになったという指摘もあります。

それから、車体幅に関してはヨーロッパの駅では、従来は余り問題視していなかったのかもしれません。
日本の駅とは違い、ヨーロッパの駅は低床式で乗客はステップを登って乗車するのが一般的です。
従って車体幅が大きくても、ホームに接触することはなかった。
ところが、最近はバリアフリー車両になってきたため、車体下部とホーム面が接触してしまうのでしょう。

Posted by: かにうさぎ | 2014.06.15 at 12:23 PM

日本の場合は北陸新幹線が信号システムの違い(東海道系と東北系)を乗り越えて金沢を境に直通できるか否が、私の知る限りでは問われるどころか懸案としても上がっていません。
金沢が境界にならなくとも、敦賀か未だ決まらぬ東海道新幹線との交点で必ず問題になると思うのですが、沿線からそのような視点は出てこないのでしょうか。今回のフランスの事例と違っておバカミスで済ませることはできないでしょうから、早急な検証を期待したいものです。

Posted by: 日置りん | 2014.06.15 at 01:46 PM

 かにうさぎさん、おはようございます。

* 余りにも間の抜けた話ですが、線路保有会社と運行会社が違う

 上下分離にはそういうデメリットもあります。意思疎通がうまくいかなかったのでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2014.06.16 at 05:14 AM

 日置りんさん、おはようございます。

* 日本の場合は北陸新幹線が

 北陸新幹線が「米原ルート」などで東海道新幹線に乗り入れれば、そういうややこしい問題が起きるでしょう。敦賀-米原間に切替場所を置き、車両で対応せざるを得ないでしょうが、そういう意味でも「若狭ルート」のほうが事態を複雑化しなくても済むだけ、いいのかもしれません。

Posted by: たべちゃん | 2014.06.16 at 05:24 AM

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