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JR東日本、「羽田空港アクセス線構想」の概要を発表

 都心と羽田空港を結ぶJR東日本の鉄道構想は当blogでもこれまで何度か取り上げたところですが、新たな動きがありました。19日にJR東日本が「羽田空港アクセス線構想」の概要を発表したのです。

 東京、新宿、新木場からの3ルートで羽田空港を目指します。それぞれ、「東山手ルート」「西山手ルート」「臨海部ルート」といいます。「東山手ルート」は東京から東海道線を進み、田町付近から東京貨物ターミナルまでは貨物線を通ります(田町付近は新設)。東京貨物ターミナル-羽田空港間(約6キロ)は地下線を新たにつくります。羽田空港の駅は国内線ターミナルに設けます。東京-羽田空港間の所要時間は現在の28~33分が約18分となります。「西山手ルート」は新宿から埼京線を通り、大崎からはりんかい線に入ります。大井町-品川シーサイド間で分岐して、東京貨物ターミナルまでトンネルをつくります。東京貨物ターミナルからは「東山手ルート」と同じです。新宿-羽田空港間の所要時間は現在の41~46分が約23分となります。「臨海部ルート」は新木場から東京テレポートまではりんかい線を通り、東京テレポート-東京貨物ターミナル間にある線路を増やします。東京貨物ターミナルからは「東山手ルート」と同じです。新木場-羽田空港間の所要時間は現在の41分が約20分となります。この羽田空港アクセス線が開業すれば羽田空港への鉄道輸送力は京急とモノレールの2つだけの現状から約8割増えると言われています。総事業費は約3200億円で、JR東日本はこれから国や東京都と負担割合について協議する方針です。

 羽田空港アクセス線の開業は東京オリンピック開催後の2020年代半ばの予定ですが(着工から10年ほどかかります)、オリンピックに間に合わせるために羽田空港の手前1キロほどのところ(北側です)に暫定的に駅をつくることも検討しています。羽田空港にできる駅は地下約40メートルのところにつくる計画で、難工事が予想されるからです。空港へはバスでつなぎます。そのときには、既存設備の活用でできる新木場からの「臨海部ルート」で先行開業します。「東山手ルート」「西山手ルート」では、東京オリンピックに間に合わせるための暫定開業もできませんが、東京テレポート-東京貨物ターミナル間の線路を活用することができる「臨海部ルート」なら約4年で開業できるようです。また、今回の構想では国内線ターミナルまでしかつくりませんが、国際線ターミナルまでさらに延伸することも考えています。国際線ターミナルまで延伸した場合は、800億円ほど追加でかかります。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/news/140819/trd14081918060009-n1.htm、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL19H5V_Z10C14A8000000/、http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC1900Q_Z10C14A8EA1000/、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140819/t10013922791000.html、朝日新聞8月20日朝刊 中部14版)

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