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湖西線強風対策で和邇に折り返し設備設置

 湖西線は「比良おろし」と言われる、比良山系から吹き降ろす強風により列車の運転を見合わせるという事態が数多く起きています。湖西線は「サンダーバード」などが数多く走る路線であり、JR京都線や北陸線など、数多くの路線に影響を与えます。

 JR西日本はこれまで2008年12月に比良-近江舞子間(2.9キロ)、2012年2月に近江舞子-北小松間(1.3キロ)に防風柵を設置し、一定の成果を上げてきました。これまで設置した区間においては、2013年度の場合、運転見合わせに相当する時間を約26%まで削減することができました。防風柵を設置することにより、運転規制値が緩和されるからです。従来は風速20メートル以上で徐行していましたがそれが風速25メートル以上となり、風速25メートル以上で運転を見合わせていたのがそれが風速30メートル以上となるからです。

 この防風柵をさらに伸ばします。志賀-比良間2.5キロにも新たに設置します。防風柵はこれまでと同じ強化プラスチック製で、レール面から2メートルの高さとなっています。志賀-比良間においても、防風柵を設置することにより、運転見合わせ時間をおおむね1/3以下に減らせると見込んでいます(2013年度の場合、運転見合わせ時間は約21時間半でした)。今年度中に設置工事に着手し、2016年1月には使用を開始する予定です。設置費用は9億円です。

 湖西線の強風対策は防風柵だけではありません。強風で列車が運行できなくなるときに備えて、折り返し設備を増強します。利用者の比較的多い和邇まで運転できるように、和邇に折り返し設備を新設します。和邇駅の京都側に信号機とわたり線を設置し、2番線(京都方面ホーム)で折り返します。このことにより、従来堅田で運転を取りやめていた普通を和邇まで、従来京都で運転を取りやめていた新快速を堅田まで運転することができ、強風時に湖西線南部で運転できる列車を増やすことができます。和邇での折り返し設備設置は、運行管理システムの関係上、2019年春の供用開始予定です。設置費用は5億円です。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/09/page_6170.html、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20140918/CK2014091802000010.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/140918/shg14091807000002-n1.htm)

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