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足を投げ出せない新型座席

 日本民営鉄道協会が、駅と電車内の迷惑行為を乗客に聞いたところ、「座席の座り方」を挙げた人は30.7%の2位でした(1位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」の35.3%、2013年度の調査、複数回答可)。混みあう電車で足を投げ出して座ると、立つことのできる面積は小さくなります。

 そこでゆりかもめが1月から導入している新型車両では、足を投げ出して座ることができないような座席にしています。新型車両をつくった三菱重工業が工夫したもので、座面をひざ側に9度上向くようにしているのです。こうすれば、座った人は自然にかかとを引く姿勢になり、足を投げ出したり、足を座席に乗せるなどの座り方ができなくなります。事実、新型車両の乗客からは、足を投げ出したりなどの座り方に関する苦情がないようです。

 このような座席を考えているのは三菱重工業だけではありません。日立製作所も座面の奥行きがこれまでより約10センチ短いシートを開発しました。背筋が伸びた姿勢になり、足を投げ出しにくくなります。座面は10センチほど低くなり、高齢者やひざが不自由な人でも、座ったり立ったりしやすくなりました。まずは優先席で導入されることを目指して、日立の工場内で実験を重ね、全国の鉄道会社に売り込む方針です。

 以前に取り上げた山手線の話もそうですが、快適に座るというより、詰め込むことを主眼に置いた座席なのでしょう。車ではなく電車を選んでもらうための快適な車両を考える必要のない、一日中混んでいる東京の電車ならではの話なのでしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASGBQ5DGSGBQULFA01Z.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGBQ5DGSGBQULFA01Z)

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Comments

意外とJRのローカル線に有効な座席かもしれません。
クロスシートからロングシートへ転換して同じ定員でも車両数を少なくする傾向の中で、詰め込み効率が上がる座席は事業者には歓迎されるでしょう。乗客にとっては、足投げが減っても座り心地がどうだかは分かりませんが。

Posted by: 日置りん | 2014.10.26 at 02:00 PM

 日置りんさん、おはようございます。

* 意外とJRのローカル線に有効な座席かもしれません。

 ローカル線なら通学需要しかないので、座り心地が悪くても問題はないでしょう。

 転換クロスシートのような快適な座席が求められるのは、関西、名古屋、福岡あたりの東京以外の大都市圏です。

Posted by: たべちゃん | 2014.10.27 at 06:53 AM

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