石巻線、2015年3月21日に全線運転再開
東日本大震災で大きな被害を受けた女川町。石巻線も大きな被害を受けました。
JR東日本は2012年3月に石巻-渡波間、2013年3月に渡波-浦宿間を復旧させました。被害が特に大きかった浦宿-女川間については、女川町との間に2013年2月1日、「石巻線の復旧に関する覚書」を締結し、まちづくりと一体になった復旧を行ってきました。
浦宿-女川間は線路を移設します。その鉄道復旧工事完了のめどが立ち、関係機関との調整が進んだため、残る浦宿-女川間は当初の予定通り、2015年3月21日に運転を再開します。女川町が計画する駅周辺の「まちびらき」(駅周辺の復興を宣言します)に合わせた格好となります。女川トンネルと女川駅を結ぶ約500メートルの区間でかさ上げを行い、駅舎は内陸側へ200メートルほど移設されています。女川駅の駅舎や線路は5~7メートルほどかさ上げした地盤上に整備されます。駅には町営の温泉施設(「女川温泉ゆぽっぽ」、2015年3月22日オープン)が併設されます。鉄骨3階建てで、1階が駅、2階が浴場、3階が展望フロアです。駅舎と土地は女川町が所有し、一部をJR東日本に賃貸します。
ダイヤは2015年1月に発表されるようですが、運転再開日の1週間前に北陸新幹線が開業するので、14日の段階で女川までの運転再開を前提にしたダイヤが組まれることでしょう。
(参考:JR東日本仙台支社ホームページ http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2014/12/ishinomakisen.pdf、日経ケンプラッツ(会員登録要) http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20141210/686415/、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141209_13013.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20141208-OYTNT50366.html)
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