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地下鉄四つ橋線と南海の直通はできないこともない

 以前、大阪市営地下鉄四つ橋線と南海を接続させて、梅田-関空間の直通列車を運行するという案がありました(ほかのなにわ筋線構想同様、その後の進展は見られないのですが)。難波付近に接続線をつくったとしても、四つ橋線は標準軌の第三軌条、南海は架線集電の狭軌と条件が違いすぎ、常識的には直通は難しいです。しかし、世界に目を向ければ、そういう条件でも直通しているところがあるのです。

 そういう日本ではありえないことをやっているのは、イギリスのロンドン。第三軌条と架線集電の路線を直通するのです。境界の駅でパンタグラフを上げ下げします。第三軌条区間に入るときはパンタグラフを下げ、架線集電区間に入るときは、パンタグラフを上げます。軌間に関しては、フリーゲージトレインや三線式があります。フリーゲージトレインは現在研究中です。海外では、スペインにそういう技術があります。また、三線式軌道は、すでに秋田新幹線や箱根登山鉄道で事例があります。

 確かに軌間や集電方式が違うのは、直通にとっては大きな障害となるのです。しかし、できないことはないのです。当然、通常の直通より技術的に難しく、コストもかかるという制約はありますが、最初から「できない」として一切の可能性を閉ざすのは考えものです。
(参考:「鉄道ジャーナル」2014年8月号 鉄道ジャーナル社)

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Comments

>しかし、できないことはないのです。

そりゃ、できなくはないでしょうが、FGTに更に第3軌条・通常架線式、750V/1,500Vすべてに対応する車両となれば、恐ろしく複雑でコストの掛るものになるが、それに見合うメリットがあるのかという話でしょう。

機器をたくさん積めば、それだけ重くなることも、地盤の軟弱な日本では問題でしょう。

英国の第3軌条は地上区間を走るが、大阪市の第3軌条は地下区間なので、トンネルの断面の制約もある。パンタを下げても、上面に接触するでしょう。

運営する事業体も違う、高コストの車両、それに見合うメリットもない状態で、誰が引き受けるというのでしょうか。
ひとり橋下市長の妄想でしょう。

しかも、在来線と直通するTGVでも、在来線走行区間が長く、高価な車両を多数揃える必要があり非効率という指摘がされている。
このため、末端区間はローカル列車への乗換で対処すべきとの意見もあります。

(幣ブログ参考)
http://plaza.rakuten.co.jp/kaniusagi/diary/201412060000/

Posted by: かにうさぎ | 2014.12.08 at 10:56 PM

 かにうさぎさん、おはようございます。blogは拝見しました。

* そりゃ、できなくはないでしょうが、

 実際に四つ橋線と南海を直通させるかはともかくとして、「不可能ではない」ということが認識できればいいのです。国内に事例がないことだけで、「前例がない」と切り捨てなければいいのです。

* しかも、在来線と直通するTGVでも、

 日本でも幹線の列車がすべてローカル線に直通するわけではありません。程度の問題でしょう。

Posted by: たべちゃん | 2014.12.09 at 05:58 AM

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