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北海道新幹線の試運転の概要

 皆様も御存じのとおり、今年の年末年始は、「北斗星」など青函トンネルを通る夜行列車が全く運転されません。2016年春開業予定の北海道新幹線の試験を行うためなのですが、どういうことをやっているのでしょうか?

 H5系を使用した北海道新幹線の走行試験は、12月1日から行われています。主な試験内容は、入線・架線試験(すべての線路について列車を時速30キロの低速で走行させ、主に構造物、線路、電車線などの状態に不具合がないかを確認する試験)、ATC現示試験、速度向上試験です。新幹線のみ走る木古内-新函館北斗間では、速度向上試験を行っています。速度向上試験では、軌道や電気設備の状態を確認し、段階的に速度を向上させます。1日当たり1~3往復程度運転されます。設計最高速度の時速260キロに達するのは、26日の予定です。

 これに対して新幹線も在来線も走る奥津軽いまべつ-木古内間では、ATC現示試験を行います。ATC信号の地上、車上での送受信の照合、位置検知、軌道回路受信レベルの測定などについて、パターンを設定して試験を実施します。これにより信号設備に問題がないかを確認するのです。

 ただ、新幹線も在来線も走る共用走行区間では、現在、在来線の列車がすでに走っています。在来線は電圧20000ボルトで、ATCはアナログ方式ですが、新幹線は25000ボルトで、ATCはデジタル方式です。在来線モードと新幹線モードを切り替えるには約1時間かかり、現状で試験列車が走行できる時間帯は1時台からの約1時間半程度にとどまります。

 そこで、貨物列車が運休する年末年始(12月29日から1月5日の間)は、夜行列車を運休させて間合いを拡大するのです。これにより試験列車が走行できる時間帯が1時台から6時台までに広がります。

 なお、2016年春に開業する区間のうち、新青森-奥津軽いまべつ間の走行試験は2015年春から夏にかけて行う見込みです。
(参考:JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141210-2.pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2014/12/10/239342.html、北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/579708.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASGD74K1PGD7UBNB00M.html)

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