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貴重な存在となった、北の夜行列車に乗る(2)

 札幌に着いてまず最初にしたのが、2015年3月のダイヤ改正で定期列車としての運行を終える、「北斗星」の見送り。今回の旅行では「北斗星」に乗ることも考えたが、予約できなかった。さて、「北斗星」の見送りを終え、次の列車に乗ろうとするが、その予定の札幌17:35発岩見沢行きが運休、とのアナウンスが流れている。昨日(26日)の大雪の影響らしい。仕方ないので、札幌18:00発の「スーパーカムイ31号」に乗る。新しいほうの789系を期待していたが、残念ながら785系だった。特急料金は車掌に払う。この「スーパーカムイ31号」も札幌発が数分遅れ、岩見沢にそのままの遅れで着く。岩見沢からは跨線橋を渡り、滝川行きの普通列車に乗る(こちらも特急が遅れたため、遅れて発車)。3扉だが、ちゃんとデッキと客室が区分されている721系(3両編成)だった。美唄で降りる。

 美唄まで行って乗ろうとしたのは、北海道初の国鉄型電車、711系。1967年の小樽−滝川間の電化以来、地元の足(2扉デッキありという接客設備から、急行として使われることもあった)として長い間使われてきたが、ついに2015年3月で引退することになった。当初、北海道のことなので、お別れ乗車するつもりはなかったが、年末に夜行列車に乗りに北海道まで行くことになったので、ここまで足を伸ばしたのである。711系の運用は事前にインターネットで調べている。美唄19:00発(旭川始発)の岩見沢行きがそれだ。美唄の「みどりの窓口」でまだ買っていなかった、札幌までと、札幌から新青森までの切符を買い、711系に乗る。17分という短い乗車だが、ボックスシートに座り、別れを惜しむことができた。岩見沢で来た次の「スーパーカムイ40号」も785系だったので、後続の岩見沢19:40発区間快速小樽行きに乗る。721系が使われ、江別から札幌まで快速運転する。

 札幌で夕食(札幌ラーメン)を食べ、お土産を買った後、今晩の宿、「はまなす」に乗る。今日(27日)の「はまなす」はディーゼル機関車を含めて13両編成。通常は寝台車が2両、指定席が3両、自由席が2両だが、今日は寝台車は1号車、増21号車、2号車の3両、指定席は3号車から8号車の6両(ただし、通常時期に指定席となっている4号車から6号車以外は、自由席と同じ車両なので、同じ指定席急行料金を払っても設備の差は大きい)、自由席は9号車から11号車の3両という編成。これを北斗星カラーのDD51が1両で引く。寝台車、指定席は満席だが、大量に増結したため、自由席は空いている。「スーパー宗谷4号」の到着を待って発車したため、8分遅れで札幌を発車。指定された席は6号車の「ドリームカー」。4列シートだが、席はグリーン車を転用したもののようで、リクライニングの角度が大きく、フットレストもついている。車端にはミニロビーもついている。本当は完全に横になることのできる、4号車の「カーペットカー」にしたかったが、満席で予約できなかった。話をもとに戻す。「はまなす」は停車時のショックが大きく、最初はそこで目が覚めたが、減光されていたこともあり、いつの間にか眠ってしまった。出発時に8分あった遅れも、函館では定時に到着。しかしその後は対向列車の絡みで遅れ、結局、青森到着時点では「はまなす」は3分遅れとなった。余談だが、この「はまなす」、函館で列車の向きが変わる。しかし、深夜の寝ている時間の列車のため、座席の向きを変える人は見た限り、誰もいなかった。

 時間があるので、E751系の「つがる2号」に乗って、隣の新青森まで。「つがる」はもちろん特急だが、新青森-青森間は新幹線利用者のため、自由席に限り特急料金なしで乗車できる。「はまなす」が遅れた影響でこちらも5分余り遅れて出発。そもそも長距離列車が4分で接続するというダイヤが厳しいとも言える。特急などをふんだんに使う旅はこれでおしまい。新青森で「青春18きっぷ」を見せ、1回目のところに印を押してもらう。数分遅れの普通列車(所定のダイヤでは新青森6:05発)で青森に戻る。

 次に乗りたい列車は、青森7:52発の青い森鉄道八戸行き。まだまだ時間があるので、駅から歩いて青森魚菜センターに行く。ここの売りは朝7時からやっている、「のっけ丼」だ。540円で5枚綴りか、1080円で10枚綴りの食券を買い、御飯や好みの具を買う。オリジナルの海鮮丼ができるわけだ。最初に5枚綴りを買ったが、それで足りるわけではなく、さらに5枚綴りを追加する。再び駅に戻り、予定していた列車に乗るが、奥羽線の列車を待ったため遅れて発車した。

 2両編成の701系にはアテンダントが乗っている。駅にもアテンダントがいる。結構手厚い人的サービスだ。浅虫温泉で中線に入る。何のためかと思ったら、貨物列車の待避のためだ。新幹線開業前の特急が頻繁に走っていた時ならともかく、新幹線開業によって特急が廃止になった今になっても待避待ちがあるとは意外だ。貨物列車の待避待ちを終え、普通列車は発車する。浅虫温泉までは乗降があったが、過ぎると少なくなり、落ち着く。乗り通す人が多そうだ。アテンダントもいつの間にかいなくなった。利用者が多い、浅虫温泉までなのだろうか?

 この八戸行きの普通列車に乗り続けてもよかったが、野辺地で乗り換えることにする。たまには肉の弁当にしようと、売店で昼食用の駅弁(「野辺地とりめし」)を買い、次に乗ったのは、大湊線からの直通快速、「しもきた」(野辺地9:01発)。キハ100の2両編成だ。ボックスシートに座ることができず、2両目後ろのロングシート部分に座る。快速らしくいくつかの駅を通過し、八戸に到着。

 八戸からは八戸線に乗り換え。八戸10:07発の久慈行き(キハ48とキハ40の2両編成)に乗る。通常ならワンマン運転のところだが、ここ八戸線は車掌が乗っている。国鉄のローカル線みたいだ。ただし今風なのは、車掌が女性であること。もっとも、八戸線にも新車が入るという話があり、次に乗るときには様子が変わっていることだろう。ところで、八戸線では列車の進行方向を間違え、山側の後向きに座ってしまった。本数の減る鮫あたりで空いて、座れると思ったが、意外と減らない。種市である程度降りる人がいて、ようやく海側の席に座る。東日本大震災で1年運休したので、海岸に沿って走ると思ったら、意外と海が見えるのは少ない。(続く)

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