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JR北海道、網走、稚内方面の車内販売等を廃止

 一連のトラブル以降、減便、スピードダウンなどの暗い話題ばかりが続くJR北海道。サービスの低下も進み、「スーパーとかち」の車内販売等(グリーン車に対するサービスも入ります)が2014年12月31日をもって終了したのは記憶に新しいところです。しかし、コンビニやペットボトル等の普及により車内販売の利用が減り続けていることは事実で、「スーパーとかち」以外についても、車内販売等を廃止する列車が出てきました。

 3月31日付で車内販売等を廃止するのは、札幌-網走間の「オホーツク」全列車と、札幌-稚内間「スーパー宗谷」全列車です。網走、稚内方面は車内販売を行う列車が全くないということになります。また、本数の多い札幌-函館間の「北斗」、「スーパー北斗」、札幌-釧路間の「スーパーおおぞら」も、夜間や早朝等、一部の列車で車内販売等を行いません。函館方面は「北斗16号」、「スーパー北斗18号」、「北斗15号」、「北斗17号」、釧路方面は「スーパーおおぞら1号」、「スーパーおおぞら11号」、「スーパーおおぞら2号」、「スーパーおおぞら12号」です。長時間の乗車となる列車だけに、要注意です。この車内販売等の廃止による経費削減効果は年間2000万円です。

 こういう見直しは、車内販売だけではありません。東京駅にあるJR北海道プラザ東京支店を4月11日で閉店し(経費削減効果は年間2000万円)、流山温泉駅前にある日帰り温泉等の施設も2月末で営業を終了します(経費削減効果は年間3000万円)。情報誌「エキマガ」も3月1日で廃止となります(経費削減効果は年間1000万円)。割引切符も見直され、廃止になるものが出てきます。

(追記)
 この車内販売の撤退を受けて、新たな動きがありました。遠軽で「かにめし」をつくっている駅弁業者、岡村べんとう屋は、3月末で閉店することになりました。

 主力商品は、「かにめし」。約50年前にオホーツク海産の毛ガニを使った弁当の販売を始めました。「かにめし」の売り上げ個数(2013年度)は、車内販売で扱う24種類の弁当のうち、第2位。JRが事前に予約を受け付け、岡村べんとう屋の従業員が特急の到着時に乗務員に弁当を渡し、客室乗務員が予約客の席まで届けます。多い時には1日に100個ほど納品。駅でも売っていますが、売上の9割超が特急への納品です。頼みの車内販売がなくなることにより、閉店することになったのです。
(参考:JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150212-1.pdf、http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150212-2.pdf、http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150212-3.pdf、http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150212-6.pdf、http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150212-7.pdf、朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/CMTW1502130100001.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_CMTW1502130100001、北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/593928.html)

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Comments

こんにちは。いつも記事有難うございます。

さて,車内販売の縮小傾向は寂しいものですが,飲食物等の提供が必須なほどの長距離/長時間利用(おおよそ5〜6時間以上でしょうか)の乗客がほとんどいなくなったような現状では,継続する必然性はあまり無さそうですね。廃止によって経費が削減できるなら,そのほうが,車販を利用しない大半の乗客にとって理があると言えます。車内の飲食が減れば,ゴミの発生も減って処理費が削減でき,飲食しない客にとっては一石二鳥かもしれません。飲食は乗車前後に済ませればよいのです。通勤列車は当然のこと,たとえ特急列車といえども,何が何でも車内で飲食をしなければならないという事情のある人は,そんなに多くはないはずです。もちろん,味気ないといえば味気ないですが・・・

同様に,考えなおしたほうが良さそうなものに車内トイレがあります。たとえば1〜2時間程度の利用者は,何で乗車前後に駅で済ませるのでなく,よりによって狭くて揺れる車内でトイレをしなければならないのでしょう? とはいえ生理現象ですから,トイレ全廃は難しいですね。ここでいいアイデアが有ります。車内トイレの利用を(50〜100円など)有料化すれば,車内でトイレを使う必然性のない利用者はほぼ使わなくなりますから,絶対に必要な数の車内トイレだけを残せばよくなります。JR北海道にとっては,車輌の水回り配管の補修や,抜き取り施設維持等に相当なお金がかかっていると思われますので,経費削減効果が期待できると思うのですが,いかがでしょうか。

Posted by: (yo) | 2015.02.19 at 12:17 PM

  (yo)さん、おはようございます。

* さて,車内販売の縮小傾向は寂しいものですが,

 5~6時間もあれば食事時間は挟むでしょう。ロングシートの通勤電車ならともかく、普通列車でもボックスシートなら、車内で飲食するのは時間を有効に使う上でもありうることです。

* 同様に,考えなおしたほうが良さそうなものに

 これも頻繁に運転される通勤電車ならともかく(北海道で許されるのは札幌近郊ぐらいでしょう)、閑散地域でトイレを外すわけにはいかないでしょう。

 ある意味、車内販売等を縮小させても経費削減効果は1億円もありません。根本的な解決策としては、あまりにも利用者の少ないローカル線からの撤退を考えないといけないでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2015.02.20 at 06:05 AM

効果および影響の大小に差はありますが,車販もローカル線も同じことです。ごく一部の利用者(それも,必然的に車販を利用しなければならない訳ではない)のために余分な経費をかける意味はありません。車販を利用しない大半の客にとって,利益をあげてない稼業を続けることは合理的ではないと感じるでしょう。たとえ直接的には利益をあげてなくても,サービス向上という意味で鉄道利用に結びつくなら決して無駄ではないですが,そんな効果もない列車や路線という判断なのでしょう。

本当は殆ど誰も乗らないローカル線を運行しても盛大な無駄遣いですから,廃止してしまえば,もっと収益の上がるところに投資されて利便性は向上するのですが,とはいえ路線廃止はいろんな政治的事情でなかなか難しい。その点,車販の廃止は手がつけやすいという訳ですよ。

トイレについては,全部なくすのは無茶ですが,一本の列車に何箇所もは不要です。現状では特に,大きな駅の到着前後などに車内トイレに行列ができたりしますので,数を減らすのは難しいという判断があるのでしょうが,果たして車内トイレが有料でも同じだけの利用者があるでしょうか? そこに,経費削減の余地があるように思います。

Posted by: (yo) | 2015.02.20 at 12:40 PM

  (yo)さん、こんにちは。長々とコメントを書いても同じことの繰り返しなので、一部分だけを簡潔に書きます。

* とはいえ路線廃止はいろんな政治的事情でなかなか難しい。

 利用者の少ない路線ほど、余計な外野の声がよく出ます。分割民営化から25年、よくJRは鉄路を維持してきました。当初の役目は果たしたと言えるでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2015.02.21 at 01:36 PM

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