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南海、和歌山市駅活性化計画に着手

 南海の和歌山側のターミナル駅、和歌山市。かつては高島屋もありましたが、2014年8月に撤退してしまいました。利用者も減り、かつては1日に約5万人が利用していましたが、今は1/3の1.7万人ほどです。そこで、南海は、2013年度から和歌山市、和歌山県と連携して和歌山市駅周辺活性化について検討を進めてきましたが、このたび南海が「和歌山市駅活性化計画」をまとめました。

 この計画のコンセプトは、「人々が集う和歌山らしさを兼ね備えたソーシャルセンター」。(1)文化・交流拠点の創出(市民図書館など) (2)都市機能の集積(オフィス、生活利便施設、商業施設など) (3)交通結節の強化(鉄道、バス等の乗換利便性向上、公共交通機関の利用促進) の3つの項目からなります。

 工事は第1期と第2期に分けられます。まず第1期は駅西側の駐車場に「オフィス棟」を建設し、業務機能等を集積します。「オフィス棟」は鉄骨造7階建、延床面積約6000平方メートル(うち賃貸面積約4300平方メートル)です。1階、2階に金融機関が入り、3~7階がオフィステナントです。南海和歌山ビルの奥(かつて1番線があったところ、今は駐車場として利用)につくられる「駅施設」は鉄骨造一部2階建、改札はこれまでの2階から1階に移設してバリアフリー化します。具体的な図がないので確証は持てないのですが、2~4番線は階段上り下りなしで乗降できるようになるようです(5番線、6番線のみ階段の上り下りがあります)。利用者の減少に見合った、コンパクトな駅になるようです。5月に着工して(本工事の着工は2016年2月ごろ)、2017年春に竣工、開業します。総工費は約40億円です。国の市街地再開発事業の補助金も使います。

 2017年度から2020年度に予定している第2期工事は、1973年に完成した南海和歌山ビルを解体撤去し、市民図書館、商業施設(スーパー?)などを建設します。まち歩きの拠点としての機能があるため、観光案内所やレンタサイクルの施設もあります。新しい建物は4階建で(新しい駅とは廊下などで連結するようです)、1階が30台分の駐車場、中2階が800台分の駐輪場、2~4階が延床面積約6000平方メートルの市民図書館です。約29億円かかりますが、国の都市再構築戦略事業を活用し、国と和歌山市が半分ずつ負担する予定です。市民図書館は読書や自習スペースのほか、市民が交流をする場所、読み聞かせをする場所もできるようです。2019年度に開館予定です。実は和歌山市駅から400メートルほど離れたところに約44万冊の蔵書がある市民図書館がありますが、耐震化工事をすると筋交いなどで利用面積が狭まり、9か月ほど閉館をしないといけません。そこで、和歌山市駅に移ることにしたのです。なお、現在の市民図書館は耐震工事を行い、生涯学習機能を持たせた施設にするようです。

 和歌山市はこれと並行して駅前広場を整備します。タクシーとマイカーを分離するようです。もっとも、市民図書館以外については何をつくるのかは未定で、決まり次第発表されます。

(追記)
 第2期工事においては、ホテルがつくられます。東京に本社のあるカンデオホテルチェーンが出店します。和歌山初出店です。122室の予定で、2018年春にオープン予定です。最上階には紀の川を望む絶景露天風呂が整備される予定です。
(参考:南海ホームページ http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/150518_2.pdf、http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/160915.pdf、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/wakayamashi/、朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASH5L4RPDH5LPXLB003.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH5L4RPDH5LPXLB003、毎日jp(会員登録要) http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20150519ddlk30040492000c.html、わかやま新報ホームページ http://www.wakayamashimpo.co.jp/2015/05/20150519_50164.html、日高新報ホームページ http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2015/05/post-3622.html)

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Tracked on 2015.06.05 at 08:01 PM

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