大阪モノレール、瓜生堂延伸決定間近
現在、門真市止まりの大阪モノレールを南に延伸させる話は何回か記事にしたことがありますが、どうやらそれが実現しそうなのです。懸案となっていた地元負担がまとまりそうなのです。
まず、大阪モノレールの延伸計画についておさらいしておきますと、延伸計画は門真市から瓜生堂(東大阪市)まで南に約9キロ延ばすものです。4駅が新設され、新駅は近鉄や大阪市営地下鉄などと接続します。瓜生堂は近鉄奈良線八戸ノ里-若江岩田間にできるので、近鉄も駅を追加すると考えられます。総事業費は約1050億円、このうち717億円を国と大阪モノレールが負担し(国が約407億円、大阪モノレールが310億円を負担)、残る333億円を地元自治体が負担することになっていました。
大阪府はモノレールが市道上を通ることなどを理由に、東大阪市に地元自治体負担額の一部、約65億円の負担を求めていました。市道上の軌道や新駅整備などの費用の一部です。東大阪市はモノレールの建設費は広域行政を担う大阪府が負担するものだとしていったんは拒否していましたが、一定額を負担する方向で話がまとまりそうです。松井大阪府知事と野田東大阪市長が7月中に会談して負担額を正式に決定するようで、当初予定から少し遅れるものの(大阪府は2014年度中に負担割合を確定させ、延伸を正式決定する方針でした)、大阪モノレールの延伸が正式に決定するようです。
(追記1)
7月22日、松井大阪府知事と野田東大阪市長が府庁で会談をして、東大阪市が最大で70億円を負担することが決まりました。今後、沿線の門真、大東、大阪市とも負担額の協議を行います。
なお、大阪モノレールの延伸は2018年度以降に着工し、2025年ごろに開業する予定です。
(追記2)
大阪府は2016年1月15日に開かれた戦略本部会議で、大阪モノレールの瓜生堂までの延伸について、2019年度に着工し、2029年に開業する方針を決めました。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20150711k0000m040152000c.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150723-OYTNT50020.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLASHC15H4R_V10C16A1AC8000/)
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