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静岡県、「Suica」と「TOICA」のエリアをまたぐ利用ができるよう、国に要望へ

 東京方面からICカードを使って東海道線に乗っても、熱海までしか使えません。反対に、静岡方面からICカードを使って東海道線に乗っても、函南までしか使えません。

 その理由は、熱海がJR東日本とJR東海の境界となっているため。熱海は「Suica」のエリアとなっているので、後発の「TOICA」はひとつ静岡寄りの函南までとなっています。ほかのところでもそうなのですが、エリア内ならほかの相互利用できるICカードでも使えますが(「TOICA」で東京-横浜間を利用など)、エリアをまたぐ利用はできないのです。

 そこで静岡県は2016年度予算編成において、国にエリアをまたいでも利用できるように支援を要望することにしました。地元の利用者の利便性の向上を図るほか、東京オリンピック等で富士・箱根・伊豆を訪れる外国人に対して円滑に利用してもらうことを狙っています。新たにICカードを導入するときは国の補助制度がありますが、すでにICカードシステムがある事業者に対する拡充は補助の対象外です。静岡県は拡充に対しても補助を行うことを求めるとともに、JR東日本、JR東海に改善を求めます。

 ただ、「Suica」エリアと「TOICA」エリアを統合するとプログラムが複雑になります。東京と名古屋の間を普通列車で移動するという需要は皆無と言っていいでしょう。とりあえず「Suica」エリアを沼津まで伸ばし(首都圏と函南、三島、沼津の各駅が利用可能になります)、「TOICA」を熱海まで伸ばせばよいでしょう(東海地方と熱海の間が利用可能になります)。「Suica」エリアと「TOICA」エリアはともかく、エリアの境となるところは比較的需要が少ないところが多く、わざわざ国の補助を拡充しなくても、この境界あたりだけを改修すればそれなりの解決にはなるでしょう。
(参考:静岡新聞ホームページ http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/171325.html)

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Comments

東海圏全駅と首都圏全駅の相互間の運賃情報をシステムに加えるのは負担が大きいと思いますが,ICカードの場合に限り,熱海で運賃計算を打ち切ることにしたら,少しはプログラム改修の手間も減りそうです。
伊豆半島は静岡県だから,伊東線でもTOICAが使えるといいですね。

Posted by: (yo) | 2015.11.25 at 12:38 PM

  (yo) さん、こんばんは。

* ICカードの場合に限り,熱海で運賃計算を打ち切ることにしたら,

 そのような解決方法もあるでしょうが、これをすると運賃が紙の切符より高くなります。

* 伊豆半島は静岡県だから,

 伊豆半島の人は東京に目が向いていて、静岡には用事がなさそうです。

Posted by: たべちゃん | 2015.11.25 at 08:56 PM

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