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大船渡線は鉄道復旧断念、気仙沼線は保留

 東日本大震災で大きな被害を受けたJR東日本の路線のうち、気仙沼線柳津-気仙沼間、大船渡線気仙沼-盛間はBRTにて仮復旧しています。

 しかしこの区間、利用者が少なく、本来の姿の鉄道に戻すには莫大な費用がかかります。そこでJR東日本は、気仙沼線と大船渡線のBRT区間について、鉄道での復旧をしないで、BRTのまま固定化するという提案を行いました。

 その提案に対する沿線自治体からの回答が25日にありましたが(同日沿線自治体首長会議がありました)、気仙沼線と大船渡線で回答が分かれました。大船渡線に関しては沿線の陸前高田市、大船渡市のほか、気仙沼市もJR東日本の提案を受け入れ(気仙沼市は主な利用者の陸前高田市、大船渡市の意向を踏まえて、BRT固定化に反対しませんでした)、鉄道復旧を断念し、BRTをそのまま続けることになりました。しかし、気仙沼線については、南三陸町と登米市はBRT化を受け入れましたが、気仙沼市は市民の理解が進んでいないことを理由に結論を出すのを保留しました。ローカル線の気仙沼線ですが、震災前は仙台-気仙沼間に快速列車がありました。ローカル輸送だけではなく、幹線輸送もあったので、簡単にBRT固定化を容認するわけにはいかないのです。もっとも、それならばJR東日本に負担を押し付けるのではなく、(地元が経営の責任を負う)第三セクターで行うのが適切でしょう。南三陸町に関しては、2016年度に高速道路のインターチェンジが町内にできることから、仙台へのアクセスはそれで足りると考えているようです。

 気仙沼市は東日本大震災から5年後の2016年3月11日までに結論を出すとのことです。

(追記)
 どうやら気仙沼市がJR東日本に求めているのは、三陸道延伸後に高速バスを運行することであって、鉄路の復旧に固執しているわけではないようです。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASHDT5RDLHDTUTIL04B.html、http://www.asahi.com/articles/ASHDT2VSHHDTUNHB002.html、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151226_13014.html、岩手日日新聞社ホームページ http://www.iwanichi.co.jp/ichinoseki/8985.html)

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