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青函トンネルに貨物積み替え方式による「貨物新幹線」運行か?

 北海道新幹線新青森-新函館北斗間は3月26日に開業しますが、青函トンネル等約82キロにも及ぶ新幹線と在来線の共用区間は、貨物の荷崩れ防止などのため、最高速度は時速140キロに制限されます。現行の在来線特急と変わらないスピードにとどまります。最速でも東京-新函館北斗間が4時間以上かかるのはそのためです。

 そこで貨物列車をスピードアップさせることが考えられています。貨車ごと新幹線に載せる「トレイン・オン・トレイン」というものも考えられましたが、「トレイン・オン・トレイン」には車両の重心が高くなるという欠点もあります。

 だからと言って青函トンネル等の共用区間がスピードアップのネックになっている以上、何らかの解決をしないといけません。新たに出てきたアイデアは、コンテナを新幹線規格の車両に積み替えて高速で走行する、「貨物新幹線」。現行の時速110キロの倍近い、時速200キロで走行します。車両は東北、北海道新幹線で走るE5系、H5系等をベースにしています。20両程度の編成で、5トンコンテナ約100個を積むことができます。車両の幅が在来線規格から新幹線規格に変わることにより、貨車の左右に頑丈な側壁を設けることができ、すれ違う際の風圧でコンテナが荷崩れする恐れを大幅に減らすことができます。新青森側と新函館北斗側に基地をつくり、専用のクレーンで、在来線の貨物列車から新幹線の貨物列車に、あるいはその逆に積み替えます。

 新幹線規格の「貨物新幹線」を走らせることにより、新幹線の最高速度は本来の時速260キロになります。新青森-新函館北斗間は現行から18分短い43分になり、東京-新函館北斗間も18分短くなり、3時間44分になるとみられています。札幌までの全線が開業しても、東京-札幌間は4時間台で結ばれます。「貨物新幹線」は、鉄道・運輸機構、JR貨物、JR北海道、JR東日本などと事業費の負担割合などについても議論し、2016年度以降車両の開発を行い、2020年代前半の実用化を目指しています。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0218692.html、朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASJ115T42J11IIPE009.html?rm=349)

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