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秋田内陸縦貫鉄道、利用しないが廃止は嫌だ

 県庁所在地の秋田市を無視して走る秋田内陸縦貫鉄道。当然ながら利用者は少なく、厳しい経営が続いています。そのような秋田内陸縦貫鉄道ですが、沿線住民はどのように思っているのでしょうか?

 少し前の2015年8、9月のことですが、秋田内陸縦貫鉄道の沿線自治体などでつくる秋田内陸地域公共交通連携協議会は住民意識調査を行いました。北秋田、仙北両市の高校生以上の住民から無作為に抽出した3000人を対象に、郵送で調査を行いました(回収率は55.5%)。

 この調査によれば、秋田内陸縦貫鉄道が利用されていない状況がよくわかります。年数日レベルでも使っていると回答したのは27.4%、これに対して、「過去には利用した」、「ほとんど利用しない」、「全く利用したことがない」と回答したのは、72.2%もいました。年齢別でみると、「ほぼ毎日」と答えたのは車の免許を持っていない高校生が主体の10代に多く、30代以上は年代が上がるにつれ利用頻度が下がる傾向にありました。免許を持てば、ローカル線の秋田内陸縦貫鉄道は使いものにならない存在なのでしょう。

 先ほども述べたように秋田内陸縦貫鉄道は赤字続きのため、秋田県、北秋田市、仙北市は毎年2億円を補てんしています。このことを知っていた人は80.5%もいました。そんな赤字続きの秋田内陸縦貫鉄道でも、廃止を求めるのは少数派です。5年後の運行の姿について聞いたところ、現状通り廃止せずに運行することを求めたのが55.9%、廃止もやむを得ないとしたのが25.0%、一部区間のみの廃止を容認したのが15.3%でした。そして現状通り廃止せずに運行することを求めた928人に対して赤字の補てん額について尋ねたところ、減らすことを求めたのが33.4%いましたが、2億円程度を妥当とするのが29.3%、さらに補てん額が2億円より増えることを容認するのも28.0%いました。

 明らかに利用されていないとしか言えない秋田内陸縦貫鉄道ですが、それでも廃止には反対する人が多いです。ただ救いなのは、国や東京などの黒字路線に甘えるのではなく、地元沿線自治体で支えるという覚悟があるということです。本来は利用者が増えて黒字になることが望ましいでしょうが、地元が負担して維持するということも悪くはありません。鉄道があること自体に価値がある以上、そういうカバーの方法はありなのです。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/articles/20151203/ddl/k05/020/086000c)

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Comments

三江線の廃止を反対する島根県議会や日高線の上下分離を反対する沿線自治体にも聞かせてやりたい話ですね。
日本の地方自治体はどこも言うことが幼稚で呆れます。
鉄道残したいなら自分たちで負担。負担が嫌ならバス転換もやむなしでしょう。

Posted by: aqua liner | 2016.03.31 at 10:41 PM

 aqua liner さん、おはようございます。

* 鉄道残したいなら自分たちで負担。負担が嫌なら

 鉄道でないと運びきれないような需要があるならともかく、そうでない限りは廃止はやむを得ないところでしょう。嫌なら自分たちで負担するだけです。国や黒字路線に甘えてはいけません。

Posted by: たべちゃん | 2016.04.01 at 05:56 AM

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