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北海道新幹線で魚を運ぶアイデア

 3月26日に開業した北海道新幹線は、時間がかかりすぎて遅い、という批判があります。盛岡までは速いのですが、そこから先は整備新幹線のため時速260キロに抑えられ、挙句の果てに青函トンネルなど貨物と共用する区間は、在来線並みの時速140キロになってしまいます。これでは遅すぎて、航空機に対抗できません。また、仙台以南の利用者のことを考えて10両編成にしているのを知ってか知らずかわかりませんが、10両編成のまま新函館北斗まで走りますので、どうしても末端区間の新青森-新函館北斗間ではガラガラになってしまいます。乗車率が26%と想定されているのもそのためです。

 本題はそれではありません。新幹線を使って、首都圏向けに水産物を運ぶというアイデアがあるのです。北海道から首都圏への水産物は航空便かトラック便で送られます。航空便は速いのですが、運賃が高いので、高級品でないとペイしません。トラック便は青函海峡はフェリー、本州からは高速道路を走ります。トラック便は安いのですが、時間がかかり、悪天候になればフェリーが遅延したり欠航したりしますので、定時性も劣ります。道南地域の郡部からトラック便で送った場合、首都圏でせりにかけられるのは、漁をした日の2日後です。どうしても鮮度で劣り、値段も安くなってしまいます。

 そこで室蘭工業大学の片石准教授らが提案しているのが、北海道新幹線に水産物を積み込むというアイデア。新幹線のうち1両を水産物輸送用に改造し、1日2便(始発と最終)運びます。年間約6000トンを運ぶことができると試算されています。これを行うことにより、短時間で首都圏まで水産物を運ぶことができ、道南の水産物の高価値化等を図ることができます。

 もっとも、ガラガラの新幹線でも、仙台以南では混みます。貴重な1両を魚に費やす余裕があるかは怪しく、実現の可能性は低いですが、アイデアとしては面白いかもしれません。かつてあった「レールゴー・サービス」のように(車両の改造のいらない)小規模なところから試行したほうが良いかもしれません。
(参考:東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/110181?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related)

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Comments

わずか2往復のために既存の車両を一部貨物のように改造するのでしょうか。改造するにしても、当然費用はかかります。その事が、その教授とやら専門家は解っていない。

それに、車両ぐりの関係もあり、東北新幹線方面は、E5/H5でほぼ統一されているはずです。そこに編成と違うものは不可だと思う。これは、仙台南で混むとか以前の問題。仮に、それをやるにしても、JR東日本との調整も必要で、おそらく無理だろう。


Posted by: たかちゃん | 2016.05.25 at 10:02 PM

 たかちゃんさん、こんばんは。

* わずか2往復のために既存の車両を

 そのあたりは考えていないでしょう。そのためにも、やるなら車両の改造を要さない小規模なレベルからの試行にしたほうがよさそうです。

* それに、車両ぐりの関係もあり、

 H5系の運用のように固定化することは不可能ではありませんが、微妙に異なる種類の車両が入るのは好ましくはないでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2016.05.25 at 10:58 PM

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