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  道東周遊記(2)

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 柱状節理の岩壁が立ち並んでいる、大函、小函。大雪山から流れ出た軽石流が高温と高圧のために、材木のように細長く固まったものである。大函へは、層雲峡からはある程度距離があるので、レンタサイクルで自転車を借りる。


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 自転車で少し走れば銀河の滝・流星の滝に到着する。写真で左に見えるのが銀河の滝(落差120メートル)。銀河の滝は幾筋にも水が流れ、その華麗な様子は女性に例えられる。右の流星の滝(落差90メートル)は真っ直ぐに地面に水が落ち、その力強さは男性に例えられる。この2つの滝を見ようと思ったら、滝と反対側の斜面を15分登れば良い。写真もそこから撮ったものである。

 かつては国道が川沿いに走り、車の中からも見ることができた。しかし、崖崩れの恐れがあることから全長3.4キロの銀河トンネルができ、川沿いの道は途中で通行止めになっている。

 大函へは、トンネルを通っていくことになる。歩道が有るので危険ではないが、排ガスと騒音がひどい。日ごろ車に乗っていると気づかないが、こうしてトンネルの中を自転車で走っていると、車がいかに地球にやさしくない乗り物であるかがよくわかる。自転車で我慢して走ること15分、トンネルの出口がいつもよりもまぶしく見えた。層雲峡の共同浴場で疲れをいやす。


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 バスで上川駅に戻ったが、まだ次に乗る列車までには時間がある。しかし、駅の様子が変だ。上下とも次の列車まで2時間近く有るのに、待合室には人がたくさん。

 理由はすぐにわかった。長野オリンピックの金メダリスト、原田選手の凱旋パレードが行われるためである。夜、遠軽のホテルでニュースを見て知ったことだが、このパレードには町民の2/3以上の4000人が参加したとのことであった。

 原田選手は駅を去って行った。私も会場を後にする。上川駅から歩いて15分ほどの国道沿いに「北の森ガーデン」がある。その中の「アイスパビリオン」では氷点下41度(1902年に旭川で観測された、日本での最低温度)の世界を体験することができる。いくら防寒服を着ていても、この寒さには耐えられない。顔に風が当たると、痛いぐらいに寒い。

 何とか氷点下の世界を脱出すると、小さな水槽の中に「氷の妖精」と言われるクリオネが展示されていた。クリオネは体長3、4センチぐらいの小さなプランクトンで巻き貝の仲間である。透明な体をしているが、内臓の部分だけが赤くなっている。流氷の時期になると知床あたりにやってくるが、春にはどこかに行ってしまうようだ。

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