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神姫バス、高級バスツアーを設定

 バスツアーと言えば、安いものというイメージがありますが、それを覆すものが登場します。

 5月20日のことですが、神姫バスは高級感ある車両を使ったバスツアーを10月から始めることを発表しました。バスツアーのブランドは「真結<ゆい>」、「YUI PRIMA」と名付けられた専用のバスも2台投入します。デザインは「ななつ星in九州」で有名な水戸岡鋭治氏、定員を18人に抑えることで(1人掛けと2人掛けが6列あります。通常のバスは45人程度)、長時間の移動でも快適に過ごすことができるように座席の座り心地を良くしています。座席の足元には収納ボックスがあり、床にかばんなどを置く必要がありません。座席の前後の間隔は1メートルを超えています。後方にはアテンダントが飲食物を用意するカウンターや温水洗浄便座付きのトイレも備えています。クローゼットや荷物を預けるための冷蔵庫もあります。水戸岡デザインらしく木を活かしたデザインとなっていましたが、鉄道車両ではできたことがバスでは規制のためできず(衝突した場合のために、座席に木のような固いものがあってはいけないようです)、苦労したものがあるようです。

 実はこのような高級バスを使ったツアーは神姫バスが初めてではありません。首都圏では既にあります。はとバスなどがすでに行っていて、好評のようです。なぜこのようなツアーができたのかと言えば、きっかけは2012年に関越道で起きたツアーバスの事故。激しい価格競争や運転労働環境が問題視され、国は安全対策として過度に低い運賃を設定しないように規制がなされ、結果としてバスツアーが値上がりし、利用者が減りました。神姫バスでは10%も減少したようです。そこで価格競争が生じにくい高級路線に移行するようになったのです。

 それでは、このような高級バスを使ったツアーはどのようなものになるのでしょうか? 具体的にはまだ決まっていませんが、日本三景(松島、天橋立、宮島)、三名園(兼六園、偕楽園、後楽園)、三名泉(草津、下呂、有馬)を1週間でまわる30万円のツアーが企画されているようです。そのほか、日帰りで2万円、1泊2日で5万円ぐらいの相場になるようです。

 想定している顧客は阪神間など関西のお金持ちのシニア層ですが、東南アジアからの訪日外国人の利用も見込んでいます。10月からの半年間で3000人の利用、1億円の売り上げを見込んでいます。
(参考:日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO02605390Q6A520C1LDA000/、神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201605/0009105530.shtml、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/52296/、http://trafficnews.jp/post/54627/)

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