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新潟空港への連絡鉄道、建設費308~422億円

 新幹線などで新潟空港へ連絡鉄道をつくるという話は以前からあります。この鉄道の採算を確保するにはどれぐらいの利用があればいいのでしょうか?

 新潟県は建設費の試算をコンサルティング会社を通じて2015年に行いました。上越新幹線を延伸する場合(新潟駅から新潟新幹線車両センターを経由するもの、約7.4キロ)は422億円、在来線(白新線)を延伸する場合(大形駅から延伸するもの、約5.4キロ)は308億円かかります。同様の調査は2010年度にすでに行っていますが、地価の上昇などにより新幹線延伸案では17億円、白新線延伸案では13億円多くかかることになりました。

 新幹線延伸案について、新潟-新潟空港間の運賃(特急料金を含みます)を440円としました。線路やホームなどのインフラ整備と運営主体を一体化するか分離するか及び公的負担の度合いで4パターンを設定しましたが、一番厳しい公的支援がなく鉄道会社がインフラ整備を行う場合では、新たに年間957万人の利用者と週995便の航空便が必要となります。2015年度の新潟空港の空港利用者は98万人、国際線定期便の数は週20便なので、実現不可能な数字です。国や地方自治体などがインフラを整備し、運営主体の鉄道事業者の負担が最も低い場合でも、新たに年間235万人の利用者と週244便の航空便が必要となります。白新線延伸案では、大形-新潟空港間の運賃を410円としました。上下分離を前提として試算すると、新たに年間179万人の利用者と週186便の航空便が必要となります。どれをとっても厳しい数字です。

 しかし、新幹線を延伸させた場合に限られるでしょうが、首都圏から新潟空港を経由して海外に行くことも予想されます。この場合、上越新幹線を運営するJR東日本の収入が増えます。これを考慮すると、新幹線延伸案だと新たに年間15~56万人の利用者と週16~58便の航空便が必要となります。白新線延伸案では新たに年間12万人の利用者と週12便の航空便が必要となります。こう考えると実現は不可能ではないと言えます。

 新潟県は今後、専門家や鉄道事業者らの意見を聴取し、建設するかどうかを考えます。 
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/160607/rgn1606070046-n1.html)

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